侍ジャパン・坂倉将吾、打線に活力注入の一打 攻守にチームを支える『扇の要』が連覇へけん引【プレミア12】
◇21日 「ラグザス presents 第3回 プレミア12」 2次リーグ 日本9―1米国(東京ドーム) 侍打線に活力を注入した一振りだった。坂倉将吾捕手(広島)が1点を先制された直後の5回に適時二塁打。1死から源田(西武)と佐野(DeNA)が連続安打でつないだ1死一、二塁で、米国の2番手左腕・トンプソンの直球を鋭く右翼線へはじき返した。 「先制点を取られた後に、すぐ取り返せてよかったです」。すぐさま試合を振り出しにすると、その後、小園が2点三塁打を放って勝ち越し。広島の後輩が記録した決勝打に「小園選手、ナイスバッティング!」と賛辞をおくった。 今大会はこれまでの6試合中、5試合で先発マスクをかぶり、その全てで安打を記録している。18日のドミニカ共和国戦(台湾・天母)では、9回の適時打で初打点を記録した。この日の守備では5人の投手陣を好リード。最少失点でしのいだ勝利に貢献した。 13日のオーストラリア戦(バンテリンドームナゴヤ)では、国際大会デビューだった先発・井上(巨人)に配慮。緊張感をほぐすために「とにかく気持ちよく投げてほしい」と強気なリードを心掛け、6回途中2失点、8奪三振の好投をアシストした。 今大会の初戦から無敗で勝ち進む侍ジャパンの頼れる女房役。連覇までは残り3試合だ。攻守にチームを支える扇の要がけん引していく。
中日スポーツ