年末に「フランス旅行」を計画しています。長時間のフライトは初めてなのですが、運賃を「2倍」近く払っても足元の広い「プレミアムクラス」にした方がいいですか?
日本からフランスなどのヨーロッパ諸国への旅は、フライトが十数時間に及ぶこともあるため、飛行機のなかで滞在する時間が長くなりがちです。航空券のコストを抑えたいのならエコノミークラスを選ぶべきですが、座席の狭さなどで不安を抱えたくないと考える方もいるでしょう。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認 このような場合、多少値が張ってでもプレミアムクラスなどの上位クラスの座席を予約したほうがいいのでしょうか。 当記事では、プレミアムクラスとエコノミークラスの価格差の例や、プレミアムクラスを予約するメリットや、どのような人がプレミアムクラスを予約すべきなのかを解説します。
「プレミアムクラス」とは?
「プレミアムクラス」もしくは「プレミアムエコノミークラス」は、ビジネスクラスとエコノミークラスの双方のメリットを生かした座席の区分です。 これまではエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスという区分けが一般的でしたが、1992年に台湾の航空会社が初めてプレミアムエコノミークラスを導入してからは、国内外で多くの航空会社がプレミアムクラスもしくはプレミアムエコノミークラスの導入を進めています。 エコノミー、もしくはビジネスクラスと具体的にどのようなサービスの違いがあるのかは各航空会社によってさまざまですが、共通しているのはビジネスクラスよりも安価である点、次に座席がエコノミークラスよりも広く設計されている点です。 日本からフランス各都市への直行便も多く就航している航空会社では、エコノミークラスよりもゆったりとした座面設計で、リクライニングはもちろん、ヘッドレスト、フットレスト、レッグレストなどを完備しており、長時間のフライトでもくつろげるように工夫されているようです。
運賃は「エコノミークラス」とどの程度差があるの?
プレミアムクラスを検討している人にとって、もっとも気になるポイントはエコノミークラスの座席との価格差ではないでしょうか。実際のところ、プレミアムクラスとエコノミークラスの運賃額の差はどの程度あるのでしょうか。 表1に、エコノミークラスとプレミアムクラスの運賃比較をまとめました。2024年12月から2025年1月にかけて運航される東京発パリ着の直行便での航空券を、航空会社の公式Webサイトで予約することを想定しています。 表1