「周りは敵だらけだと思い込んでいた…」38歳早稲田卒の女性が遂に納得の結婚に至れた経緯
「顔が濃いめのイケメン、だと私は思っています。関東出身で、福岡に来るまでは東南アジアに5年半も赴任していたそうです。プロフィールには『生涯転勤族です!』という謎の宣言が書かれていました(笑)。以前の私だったら転勤族なんて絶対に嫌だったのですが、そのときには裏表のない実直な人なんだなと感じました」 初デートでは正人さんが福岡市内に来てくれた。飲食好きの恵子さんは行きたかった焼き鳥屋を予約。好みのタイプである正人さんを前に緊張し、記憶がなくなるまで飲んでしまったという。初対面で何をしているんですかと突っ込みたくなるが、いわゆるワセジョらしいエピソードではある。
「やってしまった、もう無理だ、と激しく後悔しました……。でも、彼は次の日に『真剣にお付き合いしてほしい』とLINEを送ってくれました。酔っ払って楽しそうに話している私に好感を抱いたそうです」 付き合って3カ月後には「これからもずっと一緒にいたいね」という正人さんに対して、「じゃあ結婚しようか」と恵子さんのほうからプロポーズ。両家顔合わせなどもスムーズに進んだ。 「彼の家族はほんわかと仲が良くて、みんな真っすぐ。私は母と祖母の仲が悪かったこともあって家族にあまりいいイメージがなかったのですが、彼の家族に加えてもらえて嬉しかったです。おかげで、結婚してから不妊治療を始める気持ちになれました」
ちなみに正人さんは法政大学の卒業生で、妹や従兄弟も早稲田や慶応卒。恵子さんは「学歴が私と近いように感じたのも安心要素になりました」と語る。マッチングアプリでの出会いには共通の知り合いやコミュニティがないため、少しでも共通点を見つけたくなるものなのかもしれない。 転居が多く、起業も経験した恵子さん。借金はないけれど貯金額が少ないという不安要素があることも伝えた。正人さんは「そんなに不安ならば結婚費用は僕が多く出すよ。3(正人さん):1(恵子さん)でどう?」と提案。駐在員時代に貯まったお金が2000万円ほどあると誇らしげに披露してくれた。