空間オーディオで圧倒的な「音のシャワー」を全身で浴びる!【最新ヒット商品&流行モノ頂上決戦】
2021年にアップル、ソニーの二大ブランドがスタートさせた“空間オーディオ”。全方位から音が聞こえる没入感のある音楽リスング体験は、今やサードパーティにも拡大中だ。そこで最新アイテムを全方位に紹介する! 【アイテムの詳しい画像を見る】 音楽リスニングにおける最新テクノロジートレンドである“空間オーディオ”。サブスク音楽配信を通じてApple MusicやAmazon MUSIC(ソニー)が牽引してきたが、現在は業界全体に広がりつつあるとAV評論家の折原さん。 「イヤホン・ヘッドホンで本格的な空間オーディオ対応となると、ベストバイとして挙げたアップルのAir Podsシリーズとソニー製のみですが、昨年から全ての音源で使える独自の空間オーディオに対応した製品も多数登場しています。音源から作り込んだサブスク配信でなくても、頭の外に空間が広がるような感覚で臨場感は十分。特にネクストヒットに挙げたBOSEのULTRA OPEN EARBUDSは、オープン型×空間オーディオという異色の組み合わせがユニークでヒットを予感させます」 スピーカーによる空間オーディオ対応も音楽リスニングの最新トレンドだが、これも対応方法はメーカーによってさまざま。 「本当の空間オーディオに向き合っている製品は音楽サブスクのApple Musicと連携するSonosのみ。空間上に音が浮かび上がる体験目的ならトップです。ネクストヒットに挙げたAnkerのX500は、音の空間を広げるカジュアルなラジカセタイプの製品ですが、これくらい手軽な空間オーディオの選択肢があってもいいと思うんです。ベストバイのソニーHT-AX7は前後にスピーカーを置いて、音楽だけでなく映画も空間オーディオ化することで、サラウンドのように体験できるというコンセプト。音源の種類や求めたいレベルに応じて製品を選んでみてください」 空間オーディオの普及に向け、まだまだ新しい製品が生まれてくることになりそうだ。 【教えてくれた人】 AV評論家/折原一也さん 雑誌やWebなど多彩なメディアで活動するオーディオ&ビジュアルライター/AV評論家。オーディオビジュアルアワード「VGP」審査員も務める。YouTube「オリチャンネル」で発信中