今季のクラシコ合同ベストイレブン:エンバペもベリンガムも選外になったワケは…
LW:ヴィニシウス
ドルトムント戦での活躍以前から、彼はこのチームには欠かせない選手だった。昨シーズンのバロンドール受賞に値する活躍を差し引いても、彼はこのチームにふさわしい選手だった。 今この瞬間、マドリーの7番は世界最高の選手である。もしヴィニシウスが2000年代にプレーしていたなら、彼は今日、史上最高の選手の一人として称賛されていただろう。彼はロナウジーニョのようなエンターテイナーに属し、ネイマールのブラジルの王座を受け継ぐ存在なのだ。 ヴィニシウスを頂点に押し上げているのは、美学やスタイルだけでなく、中身も伴っていることだ。10月下旬までにラ・リーガで5ゴール6アシストというのは、非常に素晴らしい成績だ。
CF:ロベルト・レヴァンドフスキ
エンバペを外す決断について、二者択一の議論をする準備はできているだろうか。 レヴァンドフスキは同情すべき選手ではないし、論争に包まれるべき選手でもない。彼の12ゴールは、2位のエンバペの2倍である。36歳になっても、フリックの下で新たな活力を見出している。 それだけでレヴァンドフスキのポジションを正当化するには十分だろう、しかし、エンバペが抱える不思議な難問についても少し触れておこう。エンバペは紛れもなく世界最高の選手の一人であり、マドリーの流れを乱すと言われながらも、これまで期待通りの数字を残してきた。 とはいえ、このベストイレブンを歪め、背を曲げたくなるほどではない。このチームにはいいバランスがあり、形としてはこれが最も機能的でベストなチームだ。
ショーン・ウォルシュ