今季のクラシコ合同ベストイレブン:エンバペもベリンガムも選外になったワケは…
CB:アントニオ・リュディガー
この驚異の少年の隣には、マドリーでの地位を確立したベテランがいる。アントニオ・リュディガーにとってレアルでのデビューシーズンは厳しいものだったが、チャンピオンズリーグとラ・リーガの2冠で幕を閉じた。 アンチェロッティ率いるレアルは今シーズン、控えめに言っても、台所のふるいのように効果的に試合をコントロールしている。リュディガーは、彼の躁状態にはまだ少し忙しすぎるものの、危険なプレーを抑え込もうとする点では相変わらず頼もしい。 特に9月末のアトレティコ戦でのゴールを考えると、マドリーのパートナーであるエデル・ミリトンを無視するのは難しいが、マドリディスタよ、すべてを手に入れることはできないのだ。
LB:フェルラン・メンディ
フェルラン・メンディとアレハンドロ・バルデは、エル・クラシコのスター選手としてあまり有名ではない。マルセロやジョルディ・アルバがいた時代とは、まだまだ隔世の感がある。 おそらくこの人選は光学的な問題だろう。アンチェロッティはメンディを世界最高の守備的左サイドバックと繰り返し称賛し、カタルーニャのメディアはバルデがまだ21歳であることを忘れ、ここ1年ほどの彼の浮き沈みの激しいパフォーマンスを指弾している。とはいえ、メンディの選出は議論の余地はないだろう。
MF:マルク・カサド
バルセロナが昇格を決めたのは、財政的な問題や体力的な問題もあるが、ラ・マシアのアカデミーで才能を開花させたからでもある。マルク・カサドは、その絶妙なバランスを保っている。 この21歳は間違いなく、新シーズンの開幕を飾るサプライズの一人であり、バルサがラ・リーガで唯一敗れた試合(オサスナ戦で4-2の屈辱を味わった)でも、カサドがピッチに立ったのはわずか20分だった。 結果が示す通り、彼は中盤は試合をコントロールする鍵である。カサドの影響力がなければ、バルセロナもフリックも序盤戦を乗り切るのは難しかっただろう。それを見過ごすことはできない。