三菱マテリアル、リサイクル金属ブランド立ち上げ。リサイクル材料含有率を明示
三菱マテリアルは16日、非鉄金属製品におけるリサイクル材料の含有率を明示した、国内初となるリサイクルブランド「REMINE」を立ち上げ、第一弾として電気錫(リサイクル材料含有量100%)および電気鉛(同99・6%以上)を販売すると発表した。専用ウェブサイトから詳しい製品情報や第三者機関による証書の参照も可能となっている。 今後はさらなるラインアップ拡充を進め、その供給によって持続可能な社会の実現に貢献していく考え。 「REMINE」シリーズは、同社が培ってきた強みであるリサイクル技術を用いた非鉄金属製品について、国際規格ISO14021(JISQ14021)に準拠してリサイクル材料含有率を算出し、第三者機関(SGSジャパン)による検証を受けた、より高い信頼性を確保した非鉄金属製品となる。 加えて、同製品の製造拠点である生野事業所(電気錫)と細野金属鉱業(電気鉛)では、2024年度以降に実質的な再生可能エネルギー電力を100%使用する予定となっており、電力由来のCO2も低減した形で生産される。 サステナブルな社会の実現に向け、資源循環・環境負荷低減の観点から、サプライチェーンにおける製品中の原材料などの情報の透明性ならびに追跡可能性(トレーサビリティ)を確保することに対する社会的なニーズの高まりに対応する。