片づけのコツとは「使いづらい!」を解消することだった…お片づけ習慣化コンサルタントが教える<散らからない部屋のつくり方>
内閣府が2023年3月に全国約1万人に対して行った調査によると、30%程の人が、テレワークで働いているそう。コロナ禍が落ち着いてきたとはいえ、家にいる時間が以前よりも長くなり、家が散らかっていて、仕事に集中できない…という人もいるのではないでしょうか。「私も片づける前は途方に暮れていました」と語るのは、お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智さん。西崎さんいわく、「使いづらさを放置すると大きなストレスになる」そうで――。 【マンガ】たまに一気に片づけると…こうなります * * * * * * * ◆「使いづらさ」を放置せず、「とりあえず」の方向転換を ここ数年続いたコロナ禍により、「家で過ごす時間」が増えた、という方が多いのではないでしょうか。 長時間過ごしているうちに、今までは気づかなかった「使いづらさ」に気づいたことはありませんか? 例えば、キッチンで、サッとタッパーを取り出せますか? ラップは、すぐ取り出せる場所にありますか? 毎日使うお皿やコップなども同様です。 これはキッチンだけに限りません。 リビングや寝室、洗面所などでも同様で、使いやすさという点で見たとき、必要なモノをすぐ取り出せて、かつすぐ戻せる場所にあるのかはとても重要なことなんです。
◆面倒くさいがなくなる仕組み 実はその「使いづらさ」は今に始まったことではないのかもしれません。 小さな問題だから、いいや。自分がちょっと我慢すればいいから、いいや。 そんなふうに考えて、使いづらさを放置していませんでしたか? ちょっとの我慢も積み重なれば、大きなストレスになります。 結局、使いづらさを放置することは、自分に試練を与えているのと同じこと。苦しいですよね。 大事なのは、できるだけ手間を減らして、「面倒くさいがなくなる仕組み」をつくっていくこと。
◆「どうやったら楽になるか?」から考える では、「面倒くさいがなくなる仕組み」は、どのように作ればよいのでしょう。 片づけの前提として、具体的なイメージを描くことが大切です。 「なりたい自分」を考えるには、「何が嫌?」「どんな自分が嫌?」と問いかけることが必要です。 仕組み作りも同じステップで考えてみましょう。 「この家で、私が嫌だと思っていることは何だろう?」 そういう目で周囲を見渡すことから始めてください。 例えば、女性がよく使う場所としてキッチンを例に挙げて考えてみましょう。よく使う場所だからこそ、本来ならノーストレスで過ごしたいですよね。 でも意外と、「これ、なんでここに入っているんだっけ?」というモノが見つかることがあります。
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