「声かけしないまま投げてしまった」学校側が記者会見 20代教諭の投げた砲丸が中学生の頭を直撃 富山・上市町
記者会見:「今回の事故発生に起きまして、事故にあわれた生徒と保護者、ご家族の皆様に心よりお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」 上市町教育委員会が3日午後4時から会見を開き、安全確認に問題があったとして謝罪しました。 校長:「投げた時には、やはり声掛けをおろそかにしていた。声をかけない状態で1投を投げたため、これが発生したと思っております」 当時、グラウンドの砂場の近くでは、部員が4人見学していて、顧問の教諭が模範投てきをした1投目で事故が起きました。けがをした生徒は教諭の左ななめ前方にいて、下を向いていたということです。模範投てきを行う際、教諭は生徒に気づいておらず、声かけをしないまま砲丸を投げたということです。 上市中学校校長:「見学生徒が2名おりましたので、配置についてはこちらとしては間違いだったと思っております。これは明らかに管理上の管理職のミスで、さほど徹底はしていなかったという反省があります」 教諭は陸上競技部で3年間顧問を務めていますが、砲丸投げを含め陸上競技の経験はありせんでした。けがをした生徒は意識があり、受け答えができるということです。現在、陸上競技部は部活動を停止しています。 ■中学1年生が砲丸の直撃を受けた… (2024年7月3日(水) 15:27 記事再掲) 2日午後、富山県上市町の上市中学校のグラウンドで、陸上競技部の顧問の教諭が投げた砲丸が生徒の頭を直撃する事故があったことがわかりました。 上市町教育委員会によりますと、2日午後4時35分ごろ上市中学校で陸上競技部の1年生部員が練習を見学していた際、顧問の20代の教諭が投げた重さ4.5kgの砲丸が、生徒の右側頭部を直撃したということです。 生徒は救急搬送され右側頭部の頭蓋骨陥没骨折と判明、2日手術を受けました。現在も集中治療室で治療を受けていますが、命に別状はないということです。
チューリップテレビ