「防災にまつわる記念日」から考える“周年”報道の大切さ「能登半島地震1年」「阪神・淡路大震災30年」
長年、東海地震に備えてきた静岡県でも、毎年9月1日の「防災の日」に合わせ、大規模な「総合防災訓練」を実施し、関係機関の連携や対応を確認してきた。その「総合防災訓練」を2025年は「10月19日」に行う予定だと静岡県が発表した。理由は“猛暑”。近年9月でも猛暑が続く状況を踏まえ、訓練参加者の健康に配慮したという。 静岡県内では12月第一日曜日にも規模の大きな防災訓練を実施している。地域の住民が主体となって訓練を行う「地域防災の日」だ。こちらは、前回の「南海トラフ地震」にあたる80年前の「東南海地震(1944年12月7日)」を教訓に1986年に定められた。次の「南海トラフ地震」に住民がどう対応するのか、確認することが目的だ。 猛暑の影響で、9月1日「防災の日」に訓練ができないのは仕方がないこと。10月の訓練でどんな災害を教訓とするのか、過去の災害をいま一度振り返り、学ぶ機会としたい。
静岡放送