シャープ、スマホ最上位モデルに高性能カメラ…独ライカ監修のレンズ3種搭載
シャープは29日、スマートフォンの最上位モデル「AQUOS R9 pro」を発表した。同社のスマホの最上位モデルでは、これまで一つだった背面のレンズを三つに増やし、広角や望遠など様々な撮影に対応できるようにした。 【写真】シャープが発表した「AQUOS R9 pro」=シャープ提供
高価格帯の「Rシリーズ」は、独ライカカメラ社が監修したレンズを搭載している。利用者の要望を踏まえ、背面のレンズを標準、広角、望遠の3種類に増やした。標準カメラは、画質を左右する「イメージセンサー」に大型タイプを採用。暗い場所でも鮮明に撮影できる。望遠カメラは光学とデジタルの併用で、最大20倍のズームが可能となった。
また、独自の生成AI(人工知能)機能「電話アシスタント」を搭載した。留守番電話の内容を要約して表示したり、会話からキーワードを自動抽出したりできるようにした。
利用者が通信会社を選べる「SIMフリーモデル」の想定販売価格は税込み19万円台前半で、12月上旬以降に発売する。
調査会社GfKジャパンによると、2023年の国内のデジタルカメラ販売数量は、前年比7%増の120万台で、13年ぶりに増加に転じた。コロナ禍後の旅行需要の回復が追い風となっており、スマホとの競争激化も予想される。
読売新聞