「臨場感がすごいですね」愛子さま、佐賀県訪問 初の単独地方公務 国スポ・陸上競技を観戦、佐賀城本丸歴史館にも
1/2
天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは11日、国民スポーツ大会視察などのため佐賀県を来訪された。単独での地方公務は初めて。佐賀市のSAGAスタジアムや佐賀城本丸歴史館などを訪問、熱戦の様子や近代日本をリードした佐賀の歴史に触れた。 SAGAスタジアムでは陸上競技を観戦。短距離走では拍手で健闘をたたえ、「テレビでは感じることができない足音が聞こえ、臨場感がすごいですね」と感想を述べたという。 佐賀城本丸歴史館では七田忠昭館長らが案内し、近代医療制度の導入や佐賀の偉人について説明。自身が勤める日本赤十字社の創設者・佐野常民の思いをまとめた特別版の寸劇を「幕末・維新 佐賀の八賢人おもてなし隊」が披露した。 愛子さまは「「キャッチコピーである『人間を救うのは人間だ』を演劇に入れていただきありがとうございました」と喜ばれた。 佐賀空港や視察先付近には多くの人が集まり、旗を振ってお出迎えした。 12日は柔道競技を観覧された後、県赤十字血液センターで独自の被災者支援の説明を受ける。3年前に土石流被害に遭った名尾手すき和紙(佐賀市)も視察し、帰京する。(上田遊知)
上田遊知