【日本ハム】伊藤大海でも止められなかった…ソフトバンク独走危機感も完敗 自己ワースト7失点
<日本ハム1-7ソフトバンク>◇29日◇エスコンフィールド 連敗ストッパーでもソフトバンクの勢いを止めることはできなかった。日本ハム伊藤大海投手(26)が、6回8安打、自己ワーストの7失点(自責4)で2敗目を喫した。前回、前々回とチームの連敗を3で止めていたローテの柱でも、悪い流れを断ち切れず。連敗は今季ワーストの4に伸び、最大9あった貯金は1となった。 ◇ ◇ ◇ 晴れ渡る青空の下、腕を振ったが、どんよりムードは振り払えなかった。前回登板した22日楽天戦以来のルーフオープンデー。曇天の下で6勝目を挙げてから1週間、晴天の今回は自己ワースト7失点。「ボールも悪かったわけではないけど、いい流れをを持ってこれなかったのが、もったいなかった」と複雑な心境を口にした。 3回2死二塁、昨季まで12打数6安打されていた川瀬に適時内野安打を許し先制点を献上。4回1死から近藤、柳町、正木の3連打などで4失点した。5回は2死まで取った後、栗原の打球を左翼水谷が失策で走者を背負い、死球を挟んで近藤に3ランを浴びた。「あそこをカバーしてあげられなかったのが今日、一番悔しいところ」と振り返った。 今季初めて首位ソフトバンクと対した。登板前に「このままだと他のチームも首位を追わなくなる。面白くない展開になってしまうのは避けたい」と危機感を見せていたが、完敗。13ゲーム差に開いた。「本当に切り替えて、もう1回同じことはできないので、勉強し直して臨みたい」と反省した。 ローテーションに大幅な変更がなければ、7月12日からの3連戦で再び対戦する可能性もある。「近藤さんみたいにじっくり来るバッターもいれば、柳町選手、正木選手みたいに早いカウントでガンガン仕掛けるところもある。あらためてファーストストライクの取り方を、もう1回詰めていきたい」。自身の投球を見つめなおし、リベンジにつなげる。【永野高輔】