國學院栃木、目黒学院、桐蔭学園、東海大相模、関東の4校が近畿勢に勝ってベスト8進出。全国高校選抜ラグビー大会 2回戦の結果
Bグラウンドと西グラウンドではそれぞれ2試合が行われた。Bグラウンドの1試合目は関東王者の國學院栃木(栃木)と、伝統的にディフェンスが強い京都成章(京都)が対戦。
互いにディフェンスが光り、後半27分までスコアボードは動かなかった。28分、國學院栃木のSO(スタンドオフ)神尾樹凛(2年)が、ロングPG(ペナルティゴール)を決めて3-0、さらにボールをつないで、SH(スクラムハーフ)下井田雄斗(2年)がトライを挙げて、國學院栃木が10-0で接戦をものにした。
2試合目は1回戦で優勝候補の東福岡(福岡)を下した目黒学院(東京)と、天理(奈良)の伝統校同士が対戦。前半6分に目黒学院のLO(ロック)フィシャー慶音(2年)がトライを挙げて7点を先制すると、天理も10分にPGを返す。7-3となった後、互いにディフェンスで身体を張り続けてノーサイド。目黒学院が選抜大会では初めてベスト8に進出した。
西グラウンドの1試合目は常翔学園(大阪)と、関東新人3位の東海大相模(神奈川)が対戦した。強力FW(フォワード)が武器の東海大相模はPR(プロップ)長田聖也(2年)が先制トライを挙げると、前半は7-18とリードして折り返した。後半は互いに1トライずつ挙げたが、東海大相模がリードを守り、23-12で勝利した。東海大相模も選抜大会は初のベスト8。
2試合目は近畿大会準優勝の御所実業(奈良)と尾道(広島)が相まみえた。モールに強みを見せる御所実業は、NO8本多守人(2年)が前半だけでハットトリックを達成し、後半も本多の1トライを含む、4トライを重ねて37-8で快勝した。
2回戦が終了後、ベスト8の主将により抽選が行われて、3月26日(火)に行われる準々決勝のカードが決まった。なお、準々決勝からはAグラウンドで試合が行われる。
第1試合は展開力に長けた石見智翠館と東海王者の中部大春日丘、第2試合はモールに強みを見せる御所実業とディフェンス力に長けた國學院栃木の対戦となった。第3試合は勢いに乗る初のベスト8の目黒学院が、前年度王者の桐蔭学園に挑む。第4試合は近畿大会王者の大阪桐蔭に、東海大相模がチャレンジする。