ゼレンスキー大統領、クリスマスメッセージで「悪は打ち負かされる」…地元に露軍ミサイル着弾
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は24日、クリスマスのメッセージ動画を公開した。ロシアによる侵略開始から3回目のクリスマスを迎える中、「悪は打ち負かされる」と訴えた。
ゼレンスキー氏は動画で、「我々に必要なのはこの土地で平和に暮らし、空を見て、そこにクリスマスの星があることだ。イラン製無人機やロシアのミサイルではない」と述べた。前線の兵士や捕虜の無事も祈り、「ウクライナ人が共にいる限り、悪にチャンスはない」と国民に団結を求めた。
一方、ロイター通信によると、中南部クリビー・リフで24日、集合住宅に露軍の弾道ミサイルが着弾し、1人が死亡、15人が負傷した。クリビー・リフはゼレンスキー氏の地元でもある。
ウクライナの人権当局者はSNSで、「世界がクリスマスを祝っている間、ウクライナ人はロシアの果てしない攻撃に苦しみ続けている」と訴えた。