宇都宮ブレックス 藤本光正社長インタビュー「BREX with」で広がる活動の多様性【バスケ】
――幅を広げるという意味で、今後実行していきたい活動はございますか? 藤本)現時点ではフィックスできていませんが、新アリーナはぜひとも実現したいことです。中核都市である宇都宮に今までにない規模、設備のアリーナを作る。完成するに至れば交流人口の拡大も見込めますし、経済活性化やシビックプライド、防災拠点など様々な面でさらに幅を広げることができます。それは、沖縄アリーナさんやSAGAアリーナさんが前例を示していただいており、我々も社会に対していかに価値を発揮できるか。そこを突き詰めて訴えていきたいと思います。 若い方は大都市への憧れを持つ方も多いですが、もし地元に素晴らしいエンタメができ、宇都宮がもっと誇れる街になれば「戻って住みたい」と思ったり「ここで働きたい」という気持ちにもなると思います。まずはアリーナを確定させること、そしてその効果を最大化したいという思いがあります。 ――最後に「BREX with」としての未来像があったら教えて下さい。 藤本)初心に立ち返るというわけではありませんが、活動を通してブレックスがより身近な存在になり、文化になる。そういう状態にしたいですね。私は海外で生活した経験もありますが、地元にあるスポーツチームの存在価値は非常に大きいものです。ブレックスがそういう存在になっていくためにも、選手の力も借りながら、「BREX with」としての活動の幅を広げていきたいと思います。 取材協力:Bリーグ