センバツ高校野球 東海大相模、きょう準決勝 主将のカバー、全員で /神奈川
阪神甲子園球場で開催中の第93回選抜高校野球大会で準決勝に進出した東海大相模の選手たちが、天理(奈良)との対戦を翌日に控えた30日に取材に応じた。急性胃腸炎のため29日の準々決勝を欠場した大塚瑠晏(るあん)主将(3年)の復帰の見通しは立たないが、主将代行を務める門馬功選手(同)は「チームとして痛いが、一人一人が代わりになるのが大事」と全員でカバーすることを誓った。 休養日の30日は午前中に兵庫県西宮市内で約3時間、ノックやシート打撃、フリー打撃などの練習で汗を流した。 門馬敬治監督は大塚主将について「今大会は厳しいと思う。本人にもまずは体を治そうと伝えた」とコメント。オンライン取材で「守備力がある選手。大塚がいないことを力に変えるチーム力が必要」と語った。 天理は大会屈指の右腕、達孝太投手(同)を擁する強豪。門馬選手は「素晴らしい投手。低めを打つことをチームで意識する」と話し、エース左腕の石田隼都投手(同)は「コース、高さをしっかり投げて、攻撃につなげられるピッチングがしたい」と意気込んだ。【宮島麻実】