スープの素いらず!どんな野菜もおいしいポタージュに…食べるスープの絶品レシピ
「蒸し煮→ガー」するだけでぽってり〈食べるスープ〉に
黄金比ポタージュスープ [材料/2~3人分] (A)にんじん(またはブロッコリーなど好みの野菜/なんでもOK)…200g (A)玉ねぎ…100g (A)バター…15g (A)塩…3g (A)水…150g 牛乳…150g ※ブロッコリーのポタージュも材料はすべて同量。 [作り方] 1.にんじん(またはブロッコリー)と玉ねぎはひと口大程度に切る。 2.(A)の材料を鍋に入れて中火にかけ、沸騰したらふたをして、弱火で蒸し煮にする。15分程度煮て、野菜が完全にやわらかくなったら火からおろして粗熱を取る。 3.(2)を牛乳とともにミキサーに入れて20~30秒ほど攪拌し、鍋に戻して温める。
野菜は火が通りやすいように、ひと口大に切ってから蒸し煮に。竹串などでスッと刺せる程度にやわらかくなるまで加熱します。カップに入れるときは粗熱を取ってから。 攪拌後はぽってりとした仕上がりになるので、スプーンですくって食べます。野菜の甘みを感じる食べるスープです。 「スープと言うと、ブイヨンなど何らかのだし的なものが必須というイメージがあるかもしれませんが、ことポタージュにおいて、それは必須ではありません。もちろん入れたっておいしく、実際外食などでは入ってることの方が多いかもしれませんが、どちらかと言うとそれは「保険」的なものでもあり、良くも悪くもありふれた味になってしまいます。 普段料理をしているとあまり気づかないかもしれませんが、野菜はそれ自体にうま味が含まれています。主にグルタミン酸です。ポタージュは、野菜をなめらかにペースト化することで、そのうま味を最大限に感じ取れるようにする調理法と言えます。今回は甘味のあるニンジン、そしてグルタミン酸含有量の特に多いブロッコリーを使っているのでそのおいしさがとてもわかりやすいと思いますが、これ以外の野菜でも大抵はおいしいポタージュになります。複数の野菜をミックスするのもおすすめです。 このように「なめらかにすりつぶす」ことで素材の味わいがググッと高まる料理はたくさんあり、プロはそのテクニックを様々に活用するわけですが、これは家庭料理にももっと気軽に取り入れられたっていいんじゃないかなー、と思うのです」(稲田俊輔)
*今回のスープは上記の「マジックブレットエクスプレス」(ショップジャパン)を使用しています。同商品はショップジャパン公式サイトでは完売となっていますが、一部店舗での取り扱いはございます。*「マジックブレット」やハンディタイプのミキサー等でもこちらのスープは作れます。