紀南各地で氷点下 龍神は今季一番の寒さ、和歌山
強い冬型の気圧配置の影響で10日午前、和歌山県紀南地方の各地で氷点下を観測し、山間部では積雪が見られた。国道371号(高野龍神スカイライン)は、終日全面通行止めとなっている。 【競りの声 威勢よく 活気の初市 和歌山県田辺市の龍神村森林組合の記事はこちら】 和歌山地方気象台によると、同日午前の紀南各地の最低気温は、龍神(田辺市)で今季最低の氷点下4・7度。栗栖川(同)と西川(古座川町)も氷点下2・4度と冷え込みが厳しかった。潮岬(串本町)も0・6度、新宮も0・4度と低く、今季最低を観測した。 田辺市龍神村の龍神温泉では、辺り一面が雪景色となった。道路にも雪が積もっており、除雪車が出て作業を急いだ。 田辺市中辺路町でも雪が舞い、高原地区の棚田にある水車にはつららがびっしり。水しぶきが飛んだ近くの雑草も凍りついていた。 ■終日通行止め 高野龍神スカイライン 路面凍結や積雪の恐れがあるとして県は9日、田辺市龍神村龍神大熊―高野町高野山の国道371号(高野龍神スカイライン、約42・7キロ)を終日全面通行止めにした。これまでは夜間だけ通行止めだった。期間は未定。 阪和道も県北部で通行止めとなったが、朝に解除された。
紀伊民報