日本バドミントン協会がタイ協会と包括連携協定を締結!
9月17日、日本バドミントン協会は、タイバドミントン協会と相互の連携・協力を図るための包括連携協定を締結したことを発表した。 今回の協定は、両国のバドミントンのさらなる発展、ビジネス機会の創出、SDGsへの協力、交流促進などに寄与することを目的としている。近年はアジアの強豪国へと成長した両国だが、ジュニア選手の国際交流を中心とした支援し、スポーツ団体やスポーツイベントの協賛など、スポーツを通じた取り組みなどを促進していく。 両国の締結はダイハツジャパンオープン(神奈川・横浜)の決勝戦が実施された8月25日に行なわれ、日本協会の村井満会長とタイのクニーン・パタマ・リスワッタラクル会長が調印式に出席。村井会長は「今回の提携をきっかけに、バドミントンの競技力向上だけでなく、両国間の交流がスポーツを通じてより活性化していくように、全力で取り組んでまいります」とし、パタマ会長は「両国は、常に世界の舞台で活躍するバドミントン選手を育ててきました。この協定は、選手たちが国際舞台で最高レベルの競争力を維持できるよう、技術開発やコーチ育成の取り組み、エリートやユースのトレーニングプログラムの交換、指導法や哲学の共有を行なうことを目的の一つに掲げています。さらに、革新的な競技形式の基礎を築き、次世代の才能を育成するための訪問クリニックを導入していくことも視野に入れ活動してまいります。また文化交流活動により、バドミントンというスポーツだけでなく、観光も促進され、両国の親交がさらに深まることを期待しています」とコメントしている。 ジュニア育成に力を入れているタイは近年、世界大会の上位選手を何人も輩出しており、男子シングルスのクンラビット・ビティサランは8月のパリオリンピックで銀メダルを獲得。このほか、混合ダブルスのデチャポル/サプシリー、女子シングルスのラチャノック・インタノンは世界選手権で優勝を飾るなど、ジュニア時代から活躍した選手たちが、シニアの世界でもトップランカーとしてリードする存在となっている。
文/バドミントン・マガジン編集部