謎のドローン目撃相次ぐ 市民に不安 米ニュージャージー州
【AFP=時事】米ニュージャージー州上空で正体不明のドローンが相次いで目撃され、地元住民の間に不安が広がり、当局は対応に追われている。 【写真】米政府はUFO情報隠ぺい 元情報局員、公聴会で証言 州内各地では数週間前から、大型ドローンのライトが点滅し、ローターが回転する様子が目撃されている。 目撃した人々は、市販のドローンより大きいと話している。 ドローンが複数回目撃されている地域で働いている男性は「何の説明もなく不安だ。警戒した方がよいのかもしれない」と話した。 知事ら当局者は、心配無用だと呼び掛けているが、この未確認飛行物体が何であるかは説明していない。 ニュージャージー州選出のクリス・スミス議員は今月10日、国防総省に対して「ドローンがたびたび目撃され、軍事施設を含む機密施設や重要なインフラに接近している」と連絡し、回答を要請したとしている。週末には、十数機のドローンが沿岸警備隊の救命艇を追跡していたとの報告も受けたという。 一方の国防総省は、米軍のドローンではないと主張。 サブリナ・シン副報道官は「これまでの調査では、外国の敵対者や国外の組織の仕業ではない」との見方を示している。【翻訳編集】 AFPBB News