テイラー・スウィフト、「thank You aimEe」の新ライブ音源のタイトルを“KIM”から“YE”に変えファン騒然
テイラー・スウィフトが、『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』(TTPD)からの新しいライブ・ボーナストラックで、単に2、3文字を大文字にしただけで人々の関心を集めている。 現地時間2024年8月15日にテイラーのオンラインショップが、最新アルバムの新しい限定デジタル版を2種リリースすると発表した。一つには「The Prophecy (Long Story Short – Live From Lyon)」が、もう一つには「thank You aimEe (Mean – Live from London)」が収録されている。違和感のある箇所が大文字表記になっている後者は、4月に発売された2枚組の『TTPD』アンソロジー盤の一部として初めてリリースされた際のタイトル表記とは異なっている。その際のタイトルは「thanK you aIMee」(サンキュー・エイミー)だったが、新しいバージョンでは、大文字がKIM(キム・カーダシアンを意識したものとみられる)ではなく、YE(テイラーの長年の敵であったカニエ・ウェストことイェーを意識したものとみられる)が大文字になっている。 ファンはいち早くこの変更に気づき、その意味することに騒然とした。あるXユーザーは、「彼のアルバムに1位を取らせなかった直後にこれをするなんて……テイラー・スウィフト、あなたは伝説だ!」と投稿した。これは『TTPD』が米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で15週目の首位を記録し、イェーとタイ・ダラー・サインの『ヴァルチャーズ2』(2位)の初登場1位獲得を阻止したことに言及しているとみられる。別のユーザーは、「大文字の変更だなんて! テイラー・ネイション、あなたはすごく厄介だけどそこが大好き!」と書き込んだ。 また、この新しい表記は『レピュテーション(テイラーズ・バージョン)』のリリースが近いことを示唆しているのではないかという憶測も飛び交っている。 2017年のオリジナル版は、物議を醸したカニエの「Famous」のテイラーに関する歌詞や、キムが公開したプライベート電話の録音を巡る、当時は夫婦だった二人とテイラーの確執の余波を受けて制作され、テイラーのイメージに与えた影響について取り上げている。 「thank You aimEe」の新バージョンは、2024年6月22日に英ロンドンのウェンブリー・スタジアムで録音された。この日テイラーは、アコースティック・コーナーでこの楽曲を、2011年の『スピーク・ナウ』からのシングル「Mean」とマッシュアップして初披露した。彼女はパフォーマンス中に「Mean」のメロディーに合わせ、「いつかウェンブリーでこの歌を歌うわ」と即興で歌った。今週、再びウェンブリー・スタジアムで5公演が開催され、【The Eras Tour】の欧州日程が閉幕する。ツアーの最終日程となる北米ツアーは11月にカナダのトロントから再開される。