ジダン氏、フランス代表次期指揮官の最有力候補に…デシャン監督が2026年W杯後に退任表明
2021年までレアル・マドリードの監督を務めていたジネディーヌ・ジダン氏の将来について、スペイン紙『アス』が8日付けで報じている。 同日、FFF(フランスサッカー連盟)は現在フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が、北中米で開催されるFIFAワールドカップ2026を最後に退任することを正式発表。この報道を受け、同紙は「ジネディーヌ・ジダン、フランス代表監督への道が開ける」という見出しと共にジダン氏の将来について伝えた。 レアル・マドリードでの4シーズン未満の指揮期間でUEFAチャンピオンズリーグ3回やラ・リーガ2回など数多くのタイトルを掲げたジダン氏には、2021年の退任後にマンチェスター・ユナイテッドやユヴェントス、パリ・サンジェルマンといったビッグクラブからの関心が寄せられてものの、それらの噂を一貫して否定。また2022年のFIFAワールドカップ後には、アメリカ代表の監督職を断ったとも伝えられている。 FFFのフィリップ・ディアロ会長は、デシャン監督の後任としてジダン氏が就任する可能性について慎重な姿勢を示したものの、その実績と地位が無視できないものであることを認めた。以下のように語っている。 「この議論には踏み込まない。ディディエには契約があと2年残っており、彼とそのスタッフ、そして選手たちへの敬意を示すためにも、後任について話すのは今ではない」「彼(ジダン)はレアル・マドリードで偉大な成果を収めた。すでにチャンピオンズリーグという最高のタイトルを何度も獲得しており、その能力を証明している」 デシャン監督の去就によって、ジダン氏の将来にもさらなる注目が集まっている。
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