新型スバル・クロストレックに、ストロングハイブリッド登場
本格的なストロングハイブリッドモデルに注目! 【写真を見る】新型クロストレックe-BOXER(ストロングハイブリッド)の全貌(28枚)
新開発のエンジン搭載
12月5日、スバルは、新型「クロストレックe-BOXER(ストロングハイブリッド)」を正式発表した。 新型クロストレックe-BOXER(ストロングハイブリッド)は、従来のクロストレックのラインナップに最上級モデルとして追加される。スバル初のストロングハイブリッドを搭載し、走行性能と環境性能を高い次元で両立させた。 新型クロストレックe-BOXER(ストロングハイブリッド)には、専用の2.5L水平対向ガソリンエンジンを新開発し、搭載。高電圧バッテリーから供給される電力のコントロールをパワーコントロールユニットへ統合。高い電力変換効率で、車両の燃費性能の向上に寄与する。 さらに、ストロングハイブリッド専用のトランスアクスルを新開発。駆動用と発電用のふたつの高出力モーター、フロントデファレンシャルギア、電子制御カップリングをワンパッケージ。最高出力88kWを発生する駆動用モーターにより、幅広い走行シーンでモーター駆動をメインとし、モーターが苦手な領域をエンジン駆動がカバーする。また、発電用モーターから高電圧バッテリーへの電力供給を緻密に制御することで駆動用モーターの電力量を安定に保つ。 駆動方式はプロペラシャフトで前後輪をつなぐ機械式AWDを採用。路面状況に合わせて、前後輪のトルクを適切にコントロールする。駆動用として、高密度、軽量、長寿命なリチウムイオン高電圧バッテリーを新開発。マイルドハイブリッド搭載モデルと同様に荷室フロア下に格納した。
ストロングハイブリッド専用装備
新型クロストレックe-BOXER(ストロングハイブリッド)のエクステリアでは、専用デザインの18インチアルミホイール(ダークメタリック塗装+切削光輝)を採用。インテリアは、ブラックと明るいグレーのコントラストが際立つ内装に、ブレイズガンメタリックのアクセントを加えた。シートは、ファブリックシート同様の明るいグレー基調の本革も用意する。 計器には、システムの出力やエネルギーの回収状況をリアルタイムに表示するパワーメーターも採用。システムの作動状況がひと目で確認できるとともに、ECOエリアに保って運転することで、低燃費で環境に配慮した走行が可能だ。 荷室は、ストロングハイブリッドシステムにより大型化したバッテリーパックを搭載しながらも、280リッター(床上:279リッター、床下サブトランク:1リッター)の容量を確保。カーゴルームに AC100V のアクセサリーコンセントはメーカーオプション。最大1500Wまで使用可能だ。 運転支援機能では、アイサイト X(エックス)を搭載。渋滞時ハンズオフアシストやアクティブレーンチェンジアシストといった、ドライバーの運転負荷を軽減する機能に加え、ドライバー異常時対応システムを装備した。 新型クロストレックe-BOXER(ストロングハイブリッド)の価格は、¥ 3,833,500~¥ 4,108,500。
文と編集・稲垣邦康(GQ)