“こくうま“に“くちどけ”って何だそりゃ? 日本推しラトビア人が感動する季節限定の侘び寂び
スタバでは外国でも秋になるとパンプキンスパイスラテみたいな、秋の味覚を使用した飲み物が販売されていることもあります。 当然ながら日本のスタバでも、 春には「The メロン of メロン フラペチーノ」 夏には「GABURI ピーチ フラペチーノ」 秋には「マローネ カシス フラペチーノ」 冬には「メルティホワイト ピスタチオ モカ」 など、名前をどうやって覚えたらいいのかわからない商品が、季節限定で販売されています。 もう春の商品名は忘れました。メロメロメロローンだったっけ。
そして冬のスタバはホリデー柄のカップでもらえる!! 可愛いすぎる……!! しかし、日本の「ポッキー」や「マカダミアチョコレート」のような通年販売の商品に、季節限定品が短期間だけ加わるというのは外国では見たことがないように思います。
季節限定であることの寂しさとワクワク感
正直に言いますと、冬にしかメルティーキッスに出合えないのは悲しいです。
前回はメルティーキッスの販売初日のタイミングでちょうど日本にいたのでしっかりゲットしました。むしろメルティーキッスを見かけると冬がきたと感じるほどです。 雪のようなくちどけ……
冬のくちどけ……(日本の冬のプロモーション言葉は「くちどけ」やな)。 季節限定の商品って美味しいんですよ。確かに美味しいんです。けれどその商品を美味しいって思う感情の中には少なからず「今しか食べられないから」というスパイスが入っていると個人的には思うんです。 春はさくら色のフラペチーノ。 夏はメロンが入ったケーキ。 秋は梨味の酎ハイ。 冬はくちどけ推しチョコレート。 日本ではこういった季節限定の商品を心待ちにする習慣があります。 それは日本の人が季節を大切にしているからであり、季節の移ろいに日本特有の感情である「侘び寂び」を感じているからなんだと、私は考えています。 日本の技術があれば一年中生産可能なはずなんです。けれど、あえてそれをやらずに季節限定にする。 それは季節を大切にする日本の特長を活かし、去りゆく寂しさと同時に再会への期待と喜びを併せ持たせた、企業のマーケティング戦略なんだろうなぁと思いました。 でも、少し不思議なことがありました。