フェルナンド・トーレス、アトレティコBチーム監督に昇格!「選手は『アトレティのトップチームでプレーする』ことを夢見るべきだ。僕はそこにこだわっていく」| ラ・リーガ
アトレティコ・デ・マドリーは11日、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏(40)が同クラブのBチーム監督に昇格したことを発表した。 自身もアトレティコの下部組織出身で、そこから世界的なストライカーとして名を馳せたF・トーレス氏。ここ3シーズン、アトレティコのユースチームにあたるフベニールAを率いてきた同氏は指導者としての才覚も発揮しており、昨季はレアル・マドリーに勝ち点7差をつけてリーグ戦グループ5の優勝を達成し、さらにカップ戦優勝の二冠を成し遂げた。 アトレティコは確かな成果を挙げているクラブレジェンドを、Bチーム監督に昇格させることを決断。なお、これまでBチームを率いて5部から4部、4部から3部リーグと2シーズン連続の昇格を達成し、今季は3部残留に導いたルイス・ガルシア・テベネト氏は、フィジカルコーチのルイス・ピニェド氏とともにトップチームを率いるディエゴ・シメオネ監督のコーチングスタッフに組み込まれることになる。 指揮官として3部リーグに挑戦するF・トーレス氏は、これから指導する選手たちが自身と同じように心のクラブでトップチームデビューを果たせること、そして、その助けになれることを願った。 「僕は自分のホームにいて、この新しいキャリアを始めると決めた瞬間から、巨大な責任を感じ続けている。ここまでの3年間は継続的に学びを得る期間だった。このステップはとても重要だ。日々、より良い監督になれるよう野心を持ち、迫りくる挑戦や責任にできる限り最高の形で立ち向かっていきたい。焦ることなく、間違った一歩を踏むこともなくね。大きな野心と落ち着きでもって、この素晴らしい挑戦に取り組んでいくよ」 「最初に理解しておくべきはBチームの目的で、それはトップチームに多くの選手を送り出すことにほかならない。選手たちが抱えるべき夢はアトレティコ・デ・マドリーでプレーすることであり、僕たちはそこにこだわっていく。彼らにはトップチームでプレーする準備をさせるんだよ。そうするための最善の方法は、困難なカテゴリーで野心をもって競い合うことにほかならない。『アトレティコ・デ・マドリーでは、お前のすべてを出し尽くす必要がある』と理解させながらね。可能な限りを尽くして競い、チームをより上位に持っていきたい。そうすれば、選手たちは今後待ち受けることへの準備ができるはず。そしてそれが、僕たちのトップチームでのプレーであることを願っている」