“11代目”新型トヨタ・カムリ発表!「ハンマーヘッド」顔のハイブリッド4ドアサルーンは日本でも生産へ
トヨタは2023年4月、同年12月に10代目カムリの生産を終了するとアナウンスした。それから半年あまりの時を経た11月15日、トヨタは11代目となる新型カムリを発表した。トヨタは11月14日(日本時間15日)、新型カムリを発表した。米国トヨタでは同月9日に「AWD」「HEV」のエンブレムを写したティザー画像を使って、同モデルの発表を予告していた。 【関連写真】ハイブリッドに組み合わされる2.5Lエンジン 新型カムリは2.5L4気筒エンジンと第5世代ハイブリッドシステムを組み合わせたパワートレインを搭載。従来型と比べ、モーターはより軽量・コンパクトとなり、システムの出力を強化をしている。低速域ではエンジンの回転数を低く抑えるとともに、多くのパワーをハイブリッドシステムから引き出すことで、加速力と燃費性能を両立させた。 駆動方式はFFと全輪駆動(AWD)で、最高出力はFFモデルでは225ps、AWDモデルでは232psとされた。 サスペンションのチューニングも刷新され、レスポンスやスタビリティ、ハンドリング性能を改善。運転者に安心感を抱かせるとともに、快適性を高めた。 デザインは、米国カリフォルニア州ニューポートビーチとミシガン州アナーバーのスタジオでされた。 エクステリアでは、この数年でデビューした新型プリウスやクラウンシリーズなどと同様、「ハンマーヘッド」のフロントマスクを採用。デイタイムライトなどのヘッドランプやテールランプはスリムなLEDとされ、より精悍な印象となった。 インテリアはモダンかつオープンなコンセプト。上級グレードではレザートリム付インテリアやアルミニウム製ペダル、パドルシフト付ステアリングが標準装備される。 シートはクッションの長さを延長したほか、ヘッドレストを柔らかく、位置も後方に移動させることで快適性を向上させた。 メーター類はデジタルディスプレイとされ、7インチまたは12.3インチとされる。マルチメディアタッチスクリーンディスプレイは8インチまたは12.3インチとされ、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応したワイヤレス充電が標準装備される。 また、インテリジェント・アシスタントも利用可能。「ヘイ・トヨタ」といった簡単なフレーズで起動し、ナビの設定はもちろん、オーディオやエアコンの操作もできる。 コネクテッド機能も搭載され、緊急通報ボタンや盗難車追跡機能を装備。 先進安全機能面では、歩行者検知機能付きのプリクラッシュセーフティシステムや車線逸脱防止システム、オートハイビームなどの予防安全装備のほか、全車速追従機能付レーダークルーズコントロールといった運転支援機能も含まれたToyota Safety Sense 3.0を搭載する。 なお、新型カムリはアメリカとカナダでは2024年春、オーストラリアでは2024年後半に発売見込み。また、オーストラリア向けの車両の生産は日本で行われるという。
MotorFan編集部
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