中居正広 9000万円トラブルで“いまだに沈黙”のウラに「旧ジャニーズ時代の成功体験」
“スター”が風前の灯火となっているようだ――。 元SMAPの中居正広(52)とフジテレビ勤務(当時)の女性X子さんとの間に起きた解決金9000万円といわれるトラブル。テレビ業界は次々と中居から“撤退”している。 【写真あり】「大勢いるべよ」中居正広が恋人とのハワイ旅行で”ブチギレ”た「裏の顔」 1月10日に放送予定だったTBS系『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』の新春スペシャルなども差し替え。12日に放送予定だったフジテレビ系『だれかtoなかい』は別の番組に差し替えとなり、新年初回の放送で、岡田准一(44)が新MCとして登場予定だったが“おあずけ”状態だ。 中居がキャスターを務めるニュース番組『中居正広の土曜日な会』(テレビ朝日系)も11日に放送予定だったが、番組表では『激レアさんを連れてきた。傑作選』に差し替えとなった。 一方、パーソナリティーを務めるニッポン放送『中居正広 ON&ON AIR』は1月4日、通常通り放送され、7日の中居がMCを務める日本テレビ系『ザ!世界仰天ニュース』新春4時間スペシャルも予定通り放送される見通しだ。 「“仰天ニュース”は収録済みのため放送はやむを得ないでしょう。しかし、放送当日に、中居さんが映らないように再編集して放送することを日本テレビが発表しました。今回はそれでしのげても、その次が不透明です。改変期に打ち切りを含めたテコ入れがある可能性も。大人気長寿番組のうえ、大先輩の笑福亭鶴瓶師匠にも後味悪い終わり方で多大な迷惑をかけることになる。 一方、ラジオなども自分の言葉で話さなければならないため、なかなか続けるのは難しいのでは。番組が残れば、徹底的にスポンサーや放送局にクレームを入れる層は存在する。局としてはスポンサーへのクレームが最も痛いですからね」(テレビ局関係者) 9000万円もの莫大な示談金を払わなければならないほどの事案という時点で、並大抵の不祥事ではないことを物語っている。 中居のこのトラブルは週刊誌やスポーツ紙、そして一部の関西ローカルの番組などでは報じられている。 ここまでレギュラー番組やCMから中居が消えていくと、“なぜ報じないのか?”と疑問を抱く視聴者も多いだろう。 元SMAPという超人気アイドルでもあり、一流の司会者でもある中居も一発のスキャンダルで致命的なダメージを食らう時代となった。 「ジャニー喜多川社長やメリー会長が生きている時代だったら、中居さんのスキャンダルはここまで騒がれなかった可能性がありますね」 と話すのは別のテレビ局関係者だ。 ◆テレビ局やCM業界にも影響力があった旧ジャニーズ事務所 「旧ジャニーズ事務所はマスコミにそれくらい強い力を持っていた。旧ジャニーズタレントのスキャンダルが週刊誌などに載っても、当時はスポーツ紙やワイドショーで扱われることはほとんどなかった。ドラマ、映画、バラエティ、歌番組、CM、ありとあらゆる場所に旧ジャニーズ事務所は大きな影響力がありました。 中居さんは現在、個人事務所ですが、あのころなら間違いなくスポーツ紙は報じることはなく、そうすればテレビも扱わずに揉み消されて“無傷”だったでしょう。ましてやレギュラー番組の差し替えなどしたら、そのテレビ局は“絶縁”されていたはず」(同・テレビ局関係者) 実際24年前、月刊『噂の真相』(’04年休刊)という雑誌が中居の「妊娠・中絶」スキャンダルを報じたが、大手メディアは軒並みスルーした。また熱愛報道などでも、ワイドショーが扱うことはなかった。 「中居さんは前例に甘んじて過信し“裸の王様”状態だったのではないか。有料会員サイトで謝罪のコメントを掲載してはいますが、ここまで沈黙を貫いているのも、逃げ切れると思っているのかもしれません。ただ、仮に今でも旧ジャニーズみたいな事務所パワーがあったとしても、SNS全盛の今日、こんな女性トラブルを押さえつけられるはずはないですよ」(ワイドショー関係者) 続々と番組やCMが見送られている中居。果たしてどんな対応をみせるのだろうか――。
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