倉本聰氏、他局の脚本をペンネームで内職したら…仰天の上司指令「最近倉本っていうのが」
脚本家の倉本聰氏(89)が14日、TBS系「人生最高レストラン」(土曜午後11時30分)にゲスト出演。ラジオ局で働いていたころのエピソードを明かした。 ニッポン放送でラジオのADとしてキャリアをスタートした倉本氏。ラジオ番組の作家たちがテレビの番組も持ち始め、番組をいくつも持たされたため脚本を書けず、上役に「自分で書け」と言われたことから、脚本を書くようになったという。 「それをやっているうちに売れちゃった」と振り返ると、会社に内緒で「全部他のテレビ局」に脚本を提供。内職のため「倉本聰」というペンネームを作った。すると部長から「お前は若いのに古い作家しか使ってない。最近倉本っていうのが出てきたから会ってこい」って言われたという。「自分です」とは言えず、時間をつぶした上で「大したことないヤツでした」と答え、「そろそろ危ないなと思っていた」と会社側にバレそうだったタイミングを打ち明けた。