奈良の霊園で土に埋まった遺体 死体遺棄事件か、身元の確認急ぐ
18日午後2時半ごろ、奈良市富雄元町4丁目の霊園で、職員から「墓地の土の中から人の手首みたいなものが見える」と110番があった。体のほとんどが土の中に埋まった遺体が見つかり、奈良西署は身元の確認を急ぐとともに、何者かが埋めた可能性があるとして、死体遺棄事件とみて捜査を始めた。 署によると、同日午後1時半ごろ、霊園で清掃を担当する職員が発見した。手首の他に足とみられる体の一部が露出していた。現場は墓石が建てられる前の土地で、掘り起こされた跡があった。スコップなどの道具は見つかっていない。 現場は、近鉄富雄駅南側の住宅が立ち並ぶ地域。近くには大学のキャンパスがある。