“クイズ界最強の双子”東問・東言「QuizKnockは自己表現を認めてくれる場」現役大学生のふたりが動画に出続ける理由
好きなお菓子作りの動画で、再生回数が伸びるなんて
──問さんは以前、QuizKnockのことを「最高のバ先(バイト先)」とも表現していました。動画に出演することや企画・クイズを考えることはやっぱり楽しいですか? 問 うん! 楽しいです。 言 今日もルンルンで来ました。実は、僕はさっきまで別の会社でバイトしてたんですけど、「やった、このあとQuizKnockだ!」と思って。 ──その楽しさの要因はどこにあるのでしょう? 言 ひとつはやっぱり、自己表現という行為を認められているところじゃないですかね。一般的には、多くの業務において自己表現みたいなものってそこまで認められないじゃないですか。 ──QuizKnockの場合は、動画出演はもちろん、作問や企画制作においても自己表現が求められている感覚があるんでしょうか。 言 うん、まさにそうだと思います。 問 だって、いまだに驚いているんですよ。僕らがお菓子とかを作っている様子を動画に撮ってもらって、再生回数が伸びるんだって(笑)。 僕らはただ楽しいからウキウキで趣味のお菓子作りをしているだけなんですけど、そういう自己表現に対して需要が発生して、スポンサードしてくれる人が世の中にいるってすごいことだなと思います。 ──QuizKnockは、ステレオタイプな「頭のいい東大生」的なキャラクターが求められる場ではない? 言 もちろんQuizKnockにおいても、僕たちに付随するなんらかの属性が評価されている部分はあると思います。「インテリ」であったりとか。でも、それは僕が自然に振る舞ったら結果的にそうなるだけで。 問 そういう意味では、僕たちは最初から、動画の中でもかなり素で振る舞っているとは思います。最初に僕らが出た動画って『東大主』だよね。 言 うん。あれは「演じる」という建てつけが先にあるんですけど、くだらないことを大まじめにやるというのは、僕らの日常生活におけるコミュニケーションにすごく近いので。 問 真顔でふざけるとか、あり得ないテーマで議論するっていうのがそもそも好きなんですよ。高校時代を振り返っても、友達と毎日のようにそういう遊び方をしていたので。 言 一度、「飛行機は車か車ではないか」で議論して、「飛行機は車」派が勝ったことあったよね。 問 あった(笑)。……ただ、素で出ているとはいいつつ、動画やインタビュー、テレビの僕たちはあくまで問・言の一部分なので、それはわかってもらいたいという気持ちもあります。 言 うん。コンテンツの性質上仕方のないことですけど、動画として切り取られるのは実際の振る舞いの10分の1くらいなので。
【インタビュー全文が読める!】東問・言「お互いに関してこれ以上何かを知るのは不可能」
現在発売中の『Quick Japan SPECIAL:QuizKnock「僕たちの現在地」』では、東問・言インタビューの全文を公開。QuizKnockメンバーから得た学びや、お互いに対して思っていることを語る。 また、他メンバーのソロインタビューや撮り下ろしグラビア、オフショットなどの特別コンテンツもたっぷり収録。
文=生湯葉シホ