大坂なおみが世界20位コスチュクに快勝で3回戦へ、クレーコートでの連勝は2019年フレンチ・オープン以来 [イタリア国際/テニス]
大坂なおみが世界20位コスチュクに快勝で3回戦へ、クレーコートでの連勝は2019年フレンチ・オープン以来 [イタリア国際/テニス]
WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月7~19日/賞金総額550万9771ドル/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、世界ランク173位の大坂なおみ(フリー)が第19シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)を6-3 6-2で退けベスト32進出を決めた。 ~BNLイタリア国際2回戦でシードダウンを演じた元世界ナンバーワンの大坂なおみ選手~ シード勢は1回戦がBYEで免除されており、コスチュクはこの試合が初戦だった。大坂がクレーコートで連勝したのは3回戦まで勝ち進んだ2019年フレンチ・オープン(フランス・パリ)以来で、同サーフェスでトップ20の選手に勝ったのはキャリア初となる。 ワンブレーク差で第1セットを先取した大坂は第2セット4-1からサービスダウンを喫したが、続く2ゲームを連取して1時間11分で快勝した。 同大会に3年ぶり5度目の出場となる26歳の大坂は、2019年のベスト8がこれまでの最高成績。前回プレーした2021年は第2シードとして臨んだが、初戦となる2回戦でジェシカ・ペグラ(アメリカ)に6-7(2) 2-6で敗れていた。 この結果で大坂は、コスチュクとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は2020年9月にUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の3回戦で一度顔を合わせており、大坂が6-3 6-7(4) 6-2で勝っていた。 ケガの影響もあって11大会しか出場しなかった2022年シーズンを14勝9敗で終えた元世界ナンバーワンの大坂は第一子となる娘の出産を経て1月のブリスベン(WTA500/ハードコート)で復帰し、9勝8敗(ビリージーンキングカップを含む)の戦績で今大会を迎えている。 今大会での大坂は前日に行われた1回戦でクララ・ビュレル(フランス)を7-6(2) 6-1で破り、同大会で2019年以来となるマッチ4勝目を挙げていた。 大坂は次のラウンドで、第10シードのダリア・カサキナ(ロシア)と対戦する。カサキナは2回戦で、タチアナ・マリア(ドイツ)を7-5 6-1で下して勝ち上がった。
テニスマガジン編集部