ボタンの付け方を知っている。
できないことはできないと認めるのもまた大人の態度である。例えば、シャツのボタンが取れたとしたら、君ならどうする? もちろん自分で直せたらいいのだけど、パートナーにそつなくお願いできるのも大人の男に違いない。そのためにというわけではないが、日頃から家事を率先して手伝うことは重要だ。花を買って帰ったり、マッサージをするのもいいのかもしれない。そもそもパートナーがいない……、という人は下記を参考に自分で直そう。 優等生を目指す必要はないけれど、意識するところから、大人への道は始まる。
①
針に糸を通したら玉結びを作り、シャツに針を通す。3㎜幅でひと縫いし、この縫い目と垂直に交差するようもうひと縫い。ここでボタンの登場。4つ穴ボタンなら、好きな穴に針を通し、向かいの穴に通してからシャツに縫い付ける。このとき、ボタンとシャツがくっつかないよう3㎜ほど間を空けること。
④
柱に近いところで玉留めをし、糸を切れば完成。 photo: Hirokazu Kobayashi, illustration: Yoshifumi Takeda, text: Koji Toyoda, Ryota Mukai, edit: Tamio Ogasawara(2019年12月 872号初出)
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