山下智久、 『ブルーモーメント』を終えての心境 自身の過去作は「今の自分に繋がっている」
山下智久、初共演の舘ひろしは「すごくチャーミングな方」
●舘ひろし、田中圭、伊藤英明とのエピソード ーー今回、初共演の役者さんもいたかと思います。最初の印象と変わった方はいますか? 山下:舘ひろしさんはすごくチャーミングな方なんだなと思いました。もともとの印象としては、ハードボイルドというか、ダンディーな印象を持っていて、そこの側面しか見えていなかったんですけど、本当はチャーミングな部分も持ち合わせていらっしゃるんだなって。僕らにも気さくに接していただけたので、現場もいい意味でリラックスして取り組むことができました。 ーー友情出演の田中圭さんが第1話からサプライズ登場しました。約9年ぶりの共演だったそうですが、撮影してみていかがでしたか? 山下:今回は撮影日数もそんなになかったので、一緒にごはんを食べに行く機会はなかったんですけど、当時『5→9~私に恋したお坊さん~』(2015年10月期/フジテレビ系)で共演したときは、週に1回ぐらいはどこかに飲みに行って、メシを食って……みたいな感じだったので、友人に近いですかね。気を遣わずに本当の自分をさらけ出せる数少ない仲間の1人です。 ーー同じく友情出演で伊藤英明さんが参加されました。撮影時のエピソードがあれば教えてください。 山下:過去、一緒に共演させてもらったことを懐かしんだり、英明さんが今やっている作品の話をしたり……共演していたときから定期的にお会いする機会はあって、ご縁を感じているんですけど、僕にとっては、いつ会っても気のいい兄貴的な存在ですね。 ●最終話の見どころは「チームがどう立ち向かっていくのか」 ーー今回、『ブルーモーメント』の放送にあたって、山下さんの過去作が放送・配信されました。どのようなお気持ちになりましたか? 山下:こうやって自分が関わってきた作品が、時を超えてまた今の人たちに観てもらえるのはすごく感慨深かったです。それも関東だけではなくて、いろんなところで放送してくださって……。時間の流れは早いので、「一瞬一瞬を大切にしていこう」という気持ちにもなりましたし、自分の人生を振り返るきっかけにもなりましたね。 ーー昔の映像が流れると「恥ずかしい」という方も多くいますが、山下さんはいかがでしたか? 山下:もちろん恥ずかしい気持ちもありますけど、でもそれも含めて今の自分に繋がっているというか。「(当時は)何もわからないなりに頑張っていたな」と思います。 ーーフジテレビドラマの現場に帰ってきて、当時を思い出すこともあったんですか? 山下:自分が携わってきたドラマは、多分フジテレビさんが一番多いと思うので、懐かしさもありました。大きい会社から独立してからの最初の民放さんというところで、「ホームに帰ってこられた」というのもすごく嬉しかったですね。 ーー山下さんのドラマは、映画化や続編が制作されることも多いですが、今回はいかがですか? 山下:それは応援してくださっている『ブルーモーメント』ファンの皆さんが決めてくれることなのかなと思います。もし、呼んでいただけたら、また再集結するんじゃないですかね。 ーー最終話についての見どころを教えてください。 山下:観測史上最大クラスの台風に、チームがどう立ち向かっていくのかも見どころですが、SDMは現状に満足することなく、壮大な夢を追いかけているチームなので、僕自身もすごく共感できることが多いんです。次の、次の、その次のラインを見てより遠くに飛ばそうというチームだと思うので、皆さんには、そうした(メンバーの)モチベーションみたいなものも受け取ってもらえたら嬉しいです。 ーー最終話は、どうご覧になるんですか? 山下:観られたらいいな、と思いつつ……。僕はこの後、香港と上海に行かなきゃいけないので、テクノロジーを駆使して観たいと思います(笑)。
リアルサウンド編集部