パワハラで男性将補を2階級降任 陸自初、部下5人が精神疾患発症
暴言を吐くなどのパワハラをし、部下5人が精神疾患を発症する一因になったとして、陸上自衛隊は22日、50代の男性陸将補を2階級降任させ、2等陸佐とする懲戒処分にした。また同様にパワハラをしたとして、同じ部隊に勤務していた50代の男性1等陸佐を1階級降任、30代の男性3等陸佐を停職1カ月の懲戒処分にした。パワハラが理由の降任は陸自初で、最も重い免職に次ぐ処分。 陸自は個人が特定されるとの理由で氏名などを明らかにしていないが、複数の関係者によると、元陸将補は坂元秀明2佐。22日付で第9師団(青森市)副師団長から防衛省陸上幕僚監部付に異動した。