【マイラーズC・コメントのツボ】ウッドラスト10秒台連発のソウルラッシュ「体が締まってきました」 セリフォス「もうひとつ調子を上げていければ」
[GⅡマイラーズカップ=2024年4月21日(日曜)4歳上、京都競馬場・芝外1600メートル]
栗東トレセン
この中間、ウッドでラスト10秒台のタイムを連発しているソウルラッシュ。兼武助手は「帰厩した当初はまだ体に余裕を感じていましたが、調教をこなすごとに体が締まってきました。気合乗りが良くなってきたことも感じます」と好仕上がりを約束した。 セリフォスも豪快な動きが目立っている。ただ、福永助手は「もともと能力が高い馬なので速いタイムは出ていても、休み明けで本来の調子にまでは戻り切っていない」と告白。「今週の追い切りをしたことでもうひとつ調子を上げていければ」と願った。 初重賞挑戦となるルーキー・吉村を背にタイトルを狙うボルザコフスキー。宮本助手は最終追いを見届けて「目一杯じゃなくても最後まで加速ラップ。デキ落ちしていないというか、むしろ良くなっていますよ」と胸を張った。 同舞台の京都金杯で3着しているトゥードジボン。四位調教師は前走の六甲S11着について「馬場が悪かったこともありましたが、構え過ぎたとジョッキーは話していました」と敗因を語る。「京都は好相性ですし、開幕週の馬場は合うはず。今後への見通しを立ててほしい」とエールを送った。 京都金杯を勝ったのはコレペティトール。中竹調教師は「いい動きでいい格好になってきた。前走は位置を取ってハミをかんだけど、収穫ある内容。開幕週の馬場に対応できれば」と勝敗のカギを挙げた。
美浦トレセン
能力はセリフォス、ソウルラッシュにも比肩するはずのソーヴァリアント。大竹調教師は「前走は4角までの手応えがすごく良かった割に伸びなくて、やはり距離かなという印象」と中山記念12着を振り返る。「マイラーズCはペースひとつで(傾向が)変わってくるが、改めて期待したいですね」と1ハロン短縮に期待を寄せた。 ダービー卿CT2着で復活の兆しを見せたエエヤン。「鞍上が馬の気持ちを損なわずに走らせてくれて、久々にいい結果を出せたね」と話す伊藤大調教師。「コースが替わるが、鞍上は“開幕週の馬場で直線フラットな舞台は向くはず”と。気分良く走ることができれば」と京都替わりをプラスに捉えている。
東スポ競馬編集部