【広島好き】侍ジャパンとの練習試合でアピールできたカープの選手は?
11月4日から日南秋季キャンプがスタートしていますが、キャンプ2日目の5日には9日開幕のプレミア12に出場する侍ジャパンとの練習試合が行われました。秋季キャンプに参加している若手中心のメンバーで挑んだこの試合、日本代表を相手にアピールできた選手はいたのでしょうか。
まず侍ジャパンサイド、日本代表としてカープから選出されたのは坂倉将吾と小園海斗の2人で、投手の選出はありませんでした。坂倉が2番・キャッチャー、小園は4番・セカンドで先発出場し、坂倉は4打席で1打数0安打、小園は4打席で2打数0安打と、ともに安打はありませんでしたが、坂倉は3四球を選び、小園は犠飛で打点をマークしています。
試合途中から坂倉はファースト、小園はサードを守り、複数ポジションを守れることをアピールしましたが、特に小園は今季は1度も守備機会がなく、プロ入り後は19試合しか経験のないセカンドで、3度の守備機会も無難にこなしています。
カープは2023年ドラフト1位の常廣羽也斗が先発し、2回を投げて1安打無失点と好投しました。初回に1死から同僚の坂倉に四球を与えたものの、続く辰己涼介(東北楽天)、小園をフライアウトで仕留めて無失点。
2回は先頭の紅林弘太郎(オリックス)に安打を打たれましたが、佐藤都志也(千葉ロッテ)を併殺打に打ち取り、最後は五十幡亮太(北海道日本ハム)からフォークで空振り三振を奪って、来季の飛躍に期待を持たせる登板となりました。
2番手以降は、2022年ドラフト1位の斉藤優汰が2回1失点。2イニング目の4回に2死をとった後、小園の四球から紅林、佐藤に連打を浴びて失点となりました。3番手で登板した滝田一希は、無死から3連続四球の後、辰己のタイムリーと紅林の犠飛で2失点と課題を露呈。
5番手の高太一も先頭打者への四球から辰己のタイムリー三塁打、小園の犠飛で1回2失点と、ルーキー左腕が結果を残せませんでした。4番手で登板した育成の杉田健は1回無失点に抑えましたが、こちらも先頭打者に四球を与え、長打も許す苦しい投球となりました。