「初デートでサイゼリヤはアリか・ナシか論争」はなぜ起こる? 男性側の落ち度だけじゃない
反応を見て試したり下心で舐めてきたりする男もいる
続いて②の男性は、そういった論争があることを承知のうえで、あえて“サイゼリヤ”に連れて行って、どういう反応を示すかをチェックしているという可能性があるわけです。 簡単に言うと、気にせずにデートを楽しんでくれる女性ならば素晴らしい人間性だとして高く評価し、イヤな顔をする女性は低俗な人間性だと低く評価する、といった具合です。 あとは、たとえばできるだけデート代を安く抑えて身体の関係に持ち込もうとしているなど、シンプルにその女性を舐めているという可能性もあるでしょう。 サイゼリヤでの反応で人間性を試すような男がムリだと思ったり、舐められて安く済ませようとされるのがイヤだったりするなら、もう二度と会わなければいいでしょう。 ただ、こういった②のタイプに遭遇してしまったとき、男性側へのダメ出しや愚痴に終始してしまう女性が少なくないことが、サイゼリヤ論争がたびたび勃発する要因なのだと思うのです。
“下”に見られてしまった原因を考えて!
……炎上覚悟で言います。②の場合、女性がその男性から“下”に見られてしまっているという原因が根っこにあるのです。 考えてみてください。男性から見てめちゃくちゃ好みのタイプであるとか、追いかけたくなるほど魅力的だったのであれば、普通は試したり舐めたりしてきません。 その男性が試したり舐めたりするような性格だったとしても、相手の女性が自分より“上”だと認識していれば、そんなことはしないのです。 もちろん舐めるようなことをしてきたのなら最悪の人間性であり、大前提として相手の男のほうが悪いのですが、なぜ“上”や“対等”に見てもらえず、“下”に見られてしまったのかという原因も、後学のためにしっかり分析しておいたほうがいいでしょう。
ただ男性側へのダメ出しや愚痴だけで終わらせずに
けっきょく「初デートでサイゼリヤはアリか・ナシか論争」は、「人それぞれ価値観によって異なる」に帰結しますが、女性視点で考えると、ただ男性側へのダメ出しや愚痴だけで終わらせずに、自分側の要因も考えてみるのも必要ということなのです。 <文/堺屋大地> ―[ゼロ恋愛 ~経験値ゼロから学ぶ恋愛講座~/堺屋大地]― 【堺屋大地】 恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi
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