荒れた山荘周辺の整備は過酷!? 間伐やシダの刈り込みなど「移住後の環境整備」の様子を公開
“素人による素人のための自然ライフ”をモットーに活動しているカメ五郎さんのYouTubeチャンネル『【カメ五郎】ネイチャー・ポケット@YouTube』。今回ピックアップした動画「のんびり田舎暮らし計画 #1(最初は除草と間伐作業)」では、田舎の古い山荘に移住したカメ五郎さんがおこなった、周辺の間伐・除草作業などの様子が紹介されています。 【写真】カメ五郎さんの田舎暮らしの様子を見る(全5枚)
まずは樹木の間伐から開始
山荘のある敷地内には山林が広がっています。長年放置されていたため雑木が密生し、斜面も多い環境。また常緑樹が生い茂っているため、薄暗い印象も受けます。使い勝手が悪い環境を整備すべく、まずは間伐から始めることに。 剪定用のノコギリしかないため、間伐は剪定用で倒せる大きさの樹木が中心。倒したい方向に3分の1程切れ目を入れて受け口を作り、反対側からノコギリを入れれば倒しやすくなります。受け口よりも高い位置からノコギリを入れるのが伐採のポイント。 手際よくノコギリを入れていくカメ五郎さんですが、現場は傾斜があって思うようには作業が進みません。樹木が密集しているため、切断しても他の木に引っ掛かってしまいます。それでもコツコツと作業を進めるカメ五郎さん。切り倒した樹木は木材として利用できそうなので、枝を払って保管することになりました。
シダの除去に取り掛かる
大量に生息しているシダは、ウラジロと呼ばれるもの。葉の表面は緑色で、裏面は白っぽくなっているのが特徴です。長い年月をかけて繁茂したシダが日光を遮り、地面から下草が生えにくく育たない環境になってしまっているよう。 伐採の時と同じく、機械の調達が難しいため刈り込みばさみでの作業がスタート。「体が資本で、電動機の精神を持ってザクザクと除去していきましょう」というコメントのとおり、カメ五郎さんはテンポよくシダを刈り込んでいきます。
ウラジロの新芽を調理して実食
刈り込みをしている最中にカメ五郎さんが発見したのは、ウラジロの新芽。食べられるか確認するためそのまま口に運んでみますが、そのままでは渋くて苦いため食べられたものではないようです。ただアク抜きをすると食べられるかもしれないということで、動画中盤にして新芽の下処理・調理シーンへ……。 本来は重曹などを使ってアク抜きするそうですが、今回は手元にある小麦粉と塩で代用します。翌日、めんつゆを付けて食べてみたものの、硬くて渋みが残っていたため現状では“食べる価値なし”という判断に。とはいえ今後も生えてくる新芽をなんとか活用しようと油で揚げてみたところ、それなりに食べられる状態にはなったようです。 実食後の動画は、伐採と刈り込みをしてすっきりした様子を公開。間伐をした場所は見通しが良くなり、ウラジロを刈った場所は地面が見えて日の光が届くようになっていました。 放置されていた山林を整えていく様子に、視聴者からは「見ていてワクワクする!」「間伐方法や植物の解説もあって勉強になる」といった声が寄せられています。カメ五郎さんによる「のんびり田舎暮らし計画」の第1歩を、あなたもぜひチェックしてみてくださいね。
野中陽平