何回掃除してもすぐに生える「風呂場のカビ」。24時間「換気」するしかないでしょうか? また、他のカビ対策はありますか?
お風呂のカビ対策として、24時間換気をつけっぱなしにしている人もいるでしょう。しかし、電気代が気になる人も多いかもしれません。換気扇を点けっぱなしにする以外にもカビを防ぐ方法を知りたいものです。 本記事では、費用をかけずにできるカビ対策を6つ紹介します。換気扇による電気代が気になる人は、今回紹介する対策方法を参考にしてください。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
費用を抑えた風呂場のカビ対策
お風呂場のカビ対策を費用をかけずに行いたいと考えている人も多いでしょう。特別な道具を購入せずとも、浴室内のカビを予防する方法はあります。ここでは、節約しながらカビ対策を行うポイントを紹介します。 ■お風呂上がりは浴槽のフタを閉める 湯船にお湯を張った場合、お風呂上がりには浴槽のフタを閉めましょう。災害時に備えて、浴槽にお湯を溜めたままにして、フタを開けっぱなしにしている人もいるかもしれません。 しかし、フタを開けっぱなしにしておくと、湯気が浴室全体に広がって湿度と温度が高くなってしまいます。浴槽のフタを閉めておけば湿度の上昇を抑えられ、カビの繁殖を防いでくれるでしょう。 ■お風呂上がりに冷水を浴室全体にかける カビの発生を抑える方法として、お風呂上がりに浴室全体に冷水をかけて温度を下げることを習慣にしましょう。カビは高温多湿の場所を好むため、浴室内の温度と湿度が高いままだとカビが繁殖しやすくなってしまいます。 冷水を浴室内の壁や浴槽、床などにかけて温度を一気に下げると、カビの発生を抑えられるでしょう。また、冷水をかけることで浴室内に残った皮脂汚れやせっけんカスを洗い流せるため、カビの栄養となる汚れを減らせるメリットもあります。 ■お風呂上がりに浴室の水気をふく お風呂上がりに、浴室の壁や鏡、蛇口、浴槽のヘリなどの水分をふき取っておくことはカビ対策に効果があります。カビは湿気を好むため、浴室の水分を取り除いてカビが繁殖しにくい環境を作ることが大切です。 また、鏡や蛇口などの水分をふき取っておくと、水垢の発生も予防できます。水垢はそのままにしておくとカビの温床となるため、しっかりふき取っておきましょう。 ■浴室内に物を置きすぎない 浴室内に物を置いていると、物の底に水が溜まりやすくなりカビが発生してしまいます。シャンプーやボディソープなどのボトル類は、そのまま置いておくと底がヌルヌルになることがあるでしょう。 ぬめりは黒カビの発生を招きます。お風呂に入った後に浴室と物の水気をふき取るのが面倒な人は、浴室内に物を置きすぎないようにするのがおすすめです。シャンプーやボディソープなどのボトルは台に置くのではなく、フックでつるすとぬめりが発生しにくくなります。 ■排水溝のごみは毎日とる 排水溝のごみを毎日取り除くこともカビ対策につながります。排水溝に溜まった皮脂汚れや髪の毛、せっけんカスなどは、カビが繁殖するための栄養となります。そのため、毎日排水溝のごみを取り除いて清潔に保つことが大切です。 特に、ロングヘアーの人は髪の毛が排水溝に溜まりやすいため、毎日取り除くよう習慣づけましょう。定期的に掃除をしておくと、排水溝が詰まったり大掃除をしたりすることも不要です。 ■ときどき浴室内に熱湯をかける カビを死滅させるために、浴室内に50℃ほどのお湯をかけることもおすすめです。特にカビが発生しやすい浴槽周辺や洗い場周りなどは、念入りに熱湯をかけましょう。熱湯はカビの胞子や菌を除去するのに役立ち、浴室内を清潔に保ってくれます。