J1札幌 今季新加入のDF高尾瑠、新天地でのデビューへ「調子は上がってきた」
J1北海道コンサドーレ札幌DF高尾瑠(27)が30日のアウェー神戸戦で、新天地での“デビュー”を果たす。チームは28日、宮の沢で3日連続の紅白戦を行い、高尾は主力組の3バック右に入った。G大阪から加入した今年、キャンプ中に左腸脛(ちょうけい)じん帯炎を発症し、開幕には間に合わなかったが「調子は上がってきたので。あと34試合、頑張りたい」と巻き返しを思い描いた。 G大阪では4バックの右が主戦場だったが「今の位置もサイドに張るので。そんなに変わらない」と違和感はない。対人の強さに加え、高い精度のキックで攻撃の活性化も期待される男は「左ウィングまでロングボールを蹴れたらというイメージはある。あとは球際と走る部分。そこが札幌の一番いいところだと思うし、出始めたら攻撃の関係性も自ずと出てくる。意識してやっていきたい」と役割は熟知している。1分け3敗の苦境脱出へ、攻守両面で存在感を示す。(砂田 秀人)
報知新聞社