常盤貴子さん、ヘアスタイルも自由に大らかに。
常盤 ファッションもメイクも、昔のままでいいはずはないですものね。 赤松 そうです。加齢で顔の輪郭も体形も変わってきますから。顔を覆いたい、隠したい気持ちもわかるけど、むしろ潔くフェースラインを見せたほうが、自然できれいに見えますよ。 常盤 私、赤松さんが「今のチークの入れ方はね……」と言いながらメイクしたときに驚いたんです。え、チークの場所に流行りがあるの?って(笑)。でもそれがアップデートなんですよね。 赤松 そうそう。美容師さんも日々勉強しているから、似合う髪型を聞いたり、髪の悩みを相談していいと思いますよ。久しぶりにお会いした時に「この人、変わらないな」と思うのは、ちゃんとアップデートできている人。つまり髪もメイクも昔とは変化している。逆に「老けたな~」と思うのは、昔の髪型のままそれが似合わなくなり、違和感が出ちゃっている人なんですよ。
常盤 老化には抗いようがないけれど、諦めては終わっちゃう。アップデートできるかできないかで、差が出ますね。
40代からは髪に投資を。日々の予防が大切。
赤松 40代からはシャンプーやドライヤーには投資してほしいですね。女性の毛周期は4~6年なので、「白髪! 薄毛!」と気づく6年前から老化は始まっています。巻き返しのケアより、日々の予防のほうが絶対にラクなので、今からでもコツコツケアを怠りなく。 常盤 シャンプーは頭皮と髪、どちらに重きを置いたほうがいいですか? 赤松 できれば目的別に両方用意して、今日は頭皮、今日は髪と使い分けを。それとドライヤーは温風で乾かしたあと、必ず冷風に切り替えて髪と頭皮をしっかり冷やすこと。キューティクルがキュッと締まってツヤが生まれます。 常盤 まだまだできることはあるんですね。諦めずにがんばります。
常盤貴子 さん 俳優 ときわ・たかこ 神奈川県生まれ。変わらぬ透明感を持つ女優として、映画、舞台、CMなどで活躍。7月26日公開、秋山純監督の映画『乱歩の幻影』では謎の女性、芙蓉を演じている。