【報じられない真実】3年目の新年、すでにウクライナ戦争の勝負は決している!
ゼレンスキーは国家を破綻させている
こうした実情を知ると、ゼレンスキーがウクライナ戦争を終結させようとしない理由がわからなくなるかもしれない。戦争を継続すれば、ウクライナの負けが込むだけのようにみえるからだ。そうであるならば、ゼレンスキーはむしろ一刻も早く戦争を凍結しなければならないはずである。 ゆえに、ラティニナは「ゼレンスキー大統領の振る舞いは驚くべきものだ」と指摘している。ロシア領内のATACMS、キリロフ将軍の暗殺、カザンの高層ビルへの無人偵察機激突など、ゼレンスキーは状況をエスカレートさせようとしているからだ。 そのうえで、彼女は、「ゼレンスキー大統領がこのような行動をとる理由はよく理解できる」と書く。「彼は戦争に負けており、選挙後にすべての責任を問われることを恐れているのだ」――実に的確に指摘している。 そうであるならば、この身勝手なゼレンスキーについて、欧米諸国や日本に住む人々も大いに批判すべきではないか。ラティニナは、「ゼレンスキー政権下のウクライナは破綻国家(failed state)と化した」と一刀両断にしている。まさに、その通りではないか。 最後にラティニナは、つぎのような話を披歴している。 「噂によると、彼(ドナルド・トランプ)の側近たちは最近、ウクライナはドネツク地域全体からの撤退を検討すべきだと提案したという。これは極めて曖昧(あいまい)な提案で、おそらくロシアの要求を反映したものであり、圧力の手段に過ぎない。しかし、(接触線に沿って戦争を凍結するという基本計画に反して)このような提案がなされたという事実そのものが、トランプ大統領の側近の中でゼレンスキー大統領がどのように受け止められているかを示している」 そう、トランプの側近は少なくとも、ゼレンスキーのひどさに気づいているのだ。気づいていないのは、欧米や日本の主要マスメディアを信じている大多数の日本国民なのかもしれない。
塩原俊彦