その会社、大丈夫?…「サラリーマンの誰もが陥る」属人性の「危険な」ワナとビジネス成功の「不変の」法則
老後2000万円問題が叫ばれて久しい。しかし、生活水準を落としたくないのであれば「2000万円でも足りない」。政府の経済的支援を当てにすることもできない。現代日本ではサラリーマンであっても資産を形成することが求められている。そんな人は会社を買おう。もしあなたが一般的なサラリーマンならば、既に会社を経営するノウハウを自然と身に着けているのだ。 【漫画】「しすぎたらバカになるぞ」…性的虐待を受けた女性の「すべてが壊れた日」 本連載では、平凡なサラリーマンが会社を購入し成功した例を紹介しながら、具体的に「どうやって資本家として成功するのか」を『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』(三戸政和著)から一部抜粋して紹介する。 『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』連載第33回 『掴めビックウェーブ! 大廃業時代で「サラリーマンでも資産1億」…誰も知らない「たった一つ」の勝ち筋』より続く
研究・開発
研究・開発では新しい技術が出てこないか、開発が特定の人に依存しすぎていないかなど、研究・開発を継続するのにリスクがないかを確認します。 新技術が与える影響について、自動車の内燃機関(エンジン)に関する部材を納入している企業を例に考えてみましょう。 すでに業界最大手のトヨタ自動車が電気自動車(EV)へのシフトを2026年までに150万台と目標設定しています。2030年には350万台ですから、製造総数約1000万台に対して、現在(2023年3月期)の0・38%(3・8万台)から、3年後(26年)に15%、7年後(30年)には35%に伸ばす計画です。 EVはもちろんエンジンを不要とするわけですから、トヨタの計画通りなら、エンジン部材を製造している会社の3年後の売り上げは単純に15%減少し、7年後には35%減少してもおかしくありません。一番わかりやすい技術革新による売上毀損でしょう。 また、研究開発は属人的な依存度の高い領域になりますので、オーナー社長がいなくなったことで中心となる人物が会社を去ったりすれば、経営に大きな打撃を受ける可能性が高まります。