バングラデシュ前首相の息子、汚職疑惑を否定 政治的中傷と非難
Krishna N. Das Sudipto Ganguly [ニューデリー 24日 ロイター] - バングラデシュのハシナ前首相の息子で顧問を務めるサジーブ・ワゼド氏は24日、2015年に締結された原子力発電所の契約でハシナ一族が汚職に関与したという疑惑について、全面的に否定した。 バングラデシュの汚職防止委員会は23日、ロシア国営ロスアトムが支援する原子力発電所プロジェクトに関連する疑惑の調査を開始したと発表した。委員会はハシナ前首相やその息子などが関与した不正があったと主張している。 ワゼド氏は家族を代表して、自分たちはバングラデシュの政治的魔女狩りの標的になっていると語った。「これらは完全に虚偽の申し立てであり、中傷キャンペーンだ。私や私の家族はいかなる政府プロジェクトにも関与したことはなく、金銭も受け取ったことはない」と主張した。 バングラデシュ当局は、8月にインドに逃亡したハシナ前首相について、「司法手続き」のためインド当局に身柄の引き渡しを求めた。バングラデシュ暫定政権のホセイン外相が23日明らかにした。