世界のSDGs達成度ランキング 日本は前年から三つ戻して18位
日本でのSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みには環境負荷への対応などで深刻な課題があり、達成度は世界で18位――。国連と連携する国際的な研究組織「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」(SDSN)は17日、国別のSDGs達成状況などをまとめた今年の報告書を発表した。 【写真】日本のSDGs達成状況と傾向 報告書は「持続可能な開発リポート 2024」。データのある167カ国を比べた達成度ランキングでは、フィンランドが4年連続で1位だった。24位までは日本を除くと欧州の国で、小数点以下のスコアの違いで順位が動くなか、日本は昨年の21位からランクを三つ上げた。だが、過去最高の11位(17年)からは遠い状況が続いている。 17目標ごとの達成状況は4段階で評価され、日本は「ジェンダー平等」(目標5)▽「責任ある消費と生産」(目標12)▽「気候変動対策」(目標13)▽「海の環境保全」(目標14)▽「陸の環境保全」(目標15)が昨年に続いて「深刻な課題がある」とされる最低評価だった。
朝日新聞社