内藤がオーカーンを退けIWGP初防衛成功、ザックが両国での挑戦を宣言「ナイトーさん、新日本トップは俺だ!」
■試合後バックステージコメント
内藤「リング上でも言った通り、俺、この神戸ワールド記念ホールには、特別な思い出があるんでね。そんな場所にチャンピオンとして帰って来れて、そして初防衛戦をお見せすることができて、なんかうれしかったですね。あと試合後のリング上でも言ったけど、俺は次、10月14日、両国大会にて行われる今年の『G1 CLIMAX』優勝者、ザック・セイバーJr.とのタイトルマッチをクリアしたら、俺の新たなチャレンジをしていきたいなと。まあ、好評か不評かは知らないし、俺は気にしないよ。俺は、この先の防衛戦の相手は、自分で指名していきますよ。やりたい相手と、このベルトを懸けて、新日本プロレスのナンバー1を懸けて、闘っていきたいッスね。 そのためにも、ま・ず・は、10月14日、両国大会での『G1 CLIMAX』優勝者、ザック・セイバーJr.との防衛戦をクリアしてみせますよ。なんか、会場の期待感とか、充実感とか、すごい感じますよ。今はザック・セイバーJr.に、ものすごい追い風が吹いてるんじゃないですか。そんな追い風の吹いてる選手を倒したら、いったいどうなるんだろうね? その先を、見てみたいでしょ? 俺も見てみたいよ。 だから、全力で、10月14日、両国大会にて行われるザック・セイバーJr.との防衛戦をクリアしてみせますよ。さあ! ここからは質問ですか? 質問上がるから、挙手をお願いします。 (両手で目を隠して)ああ、たくさんの挙手を見てしまったけど、疲れちゃって、目が見えないや。ああ、答えたいけど答えられないや。ンー、まあ聞きたいことがあったら、俺の携帯に電話してよ。電話番号知ってるでしょ? 090-0000-0000かな? じゃあ、アディオス」 オーカーン「(仰向けに寝っ転がって)イヤだねえ……。また内藤にも愚民にも、無礼を働かれちまうんだろうなあ……。内藤、なんだ最後のは。水を渡したり、ベルトをちらつかせたり……。ま、いいや。是非も無し。 (身体を起こして)『報われるには報われるまで続けるしかない』とか、『一万回ダメでも一万一回目は成功するかもしれない』とか、『諦めなければ夢は叶う』とか、とか、そういう言葉好きなんだよ。 未曽有の群雄割拠の中、挫折したり、それでも諦めずにやってきたが……。(※ここで鷹木のマイクが聞こえてきて)暴れ足りねえんだってよ(苦笑)。どんなに悪態ついても、やり方が悪くても、結局スポーツ選手だ。 夢を見るし夢を叶えるためにもがく。だからよ、今日の試合みたい観た奴ら、10年後も20年後もずっと見続けておけ! 必ず、この余が! IWGPを獲って、アントニオ猪木を超えて!あの頃の、お茶の間のヒーローを超えてやる!その!目撃者にさせてやる!だから、ずっと、プロレスを好きで続けろ……! とりあえず、今日のヒーローの座は譲ってやるよ、内藤……。(下を向いて、気持ちを爆発させて)くふうううううう! ……大『オーカーン』コールをした聖地、神戸の帝国民どもよ、面を上げろ!貴様たちは、大儀であった……!」 鷹木「まさかの大岩か……。オイオイオイ、なんの巡業も出てなくて、今日1日来たぐらいで、タイトル挑戦か……。鷹木信悟もNEVERもなめられたもんだな。いいぜ、やってやるよ。大岩、現実を見せてやるよ。 リング上で言ったように、1試合でお前、NOAHに返してやるよ、NOAHに。それと、ザックと内藤の勝者に挑戦すると言ったが、俺はもちろん、いつかの神戸で流れた内藤戦を望んでるよ」 ザック「これは運命だ、これは運命づけられたことだと話しに来た。前に言うのを忘れたが、一緒に言いたかったんだ。ある男がいる。俺のキャリアの中で最も重要な人物だ。それはヨシナリ・オガワ。オガワサンは喜ばせるのがとても難しい男だ。だが俺は、オーイワとノアにずっと注意を払っていた。オガワサンが『大岩は良くやっている』と言ったんだ。オガワサンの“良い”は“素晴らしい”という意味だ。だから運命だったんだ。だが実際のところは、運命なんてクソ食らえだな。そんな運命なんてボロクソにして、自分で何がしたいかをコントロールするんだ。そうやって俺はTMDKに入った。こいつは下からスタートしない。それがオーイワだ。TMDKのオーイワだ。次、次はNEVERのベルトだ」 大岩「チャレンジャーだ」 ザック「チャレンジャージャ、ナイヨ! チャンピオン、チャンピオン」 大岩「TMDK入って一発目、これは景気づけのタイトルマッチじゃない。NOAHで学んだすべてを懸けて、鷹木信悟をぶっ倒しにいきます」 ザック「TMDKは来月、来月から俺の『G1』優勝者は終わり。IWGP世界ヘビー級王者になるつもりだ。俺はニュージャパンのトップになるつもりだ。ソレダケジャナイヨ。TMDKイッショニ、シンニホントップ! 俺たちは皆でニュージャパンのトップになるんだ! 新日本プロレスは両国から始まる。TMDKが新日本プロレスをより高い場所へ連れて行ってやる。新日本プロレスは世界で最高のプロレス会社だ。TMDKがもっと最高にしてやる!」 大岩「これからは、TMDKの時代だ」 ザック「よし、いいぞ。(※大岩の髪の襟足を触りながら)それにつかみだ。オオイワには内緒のTMDKでのニックネームがある。ダマテック、ダマテックだ」 大岩「ダマテック?」 ザック「ああ、そうだ。そしてお前をオーストラリアに連れて行ってやる。だがまずはNEVERのチャンピオンだ。TMDKの紹介もまだ終わってない。お前を早いところオーストラリアに送ってやろう」 大岩「オーストラリア」 ザック「サイショハ、リョーゴク、NEVERチョーセンネ。TMDK。強き者はくじけない。俺たちが勝つ」 <写真提供:新日本プロレス>
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