【尼崎ボート・ヴィーナスシリーズ第16戦】持ち前の勝負強さで平山智加が今期V締めだ
尼崎ボートの「ヴィーナスシリーズ第16戦 尼崎プリンセスカップ」は31日、準優をクリアしたベスト6が覇を競う。 ◇ 笑顔で今期を締めくくる。平山智加(39、香川)は準優10Rでイン先マイ。バックで3コースから差した藤原菜と並走するが、2マークで冷静に差し返して2周1マークを先取り、優出一番乗りを決めた。 「(2号艇の)寺島さんが少しずつ伸びてきて余裕がなくて差されました。でも、しっかりブレーキがかかるし、前にいくので逆転できましたね」 39号機は低調で初日は4着2本と舟券に絡めず「どうしようかと思ったけど、そこでペラを叩けたのがよかった」と予選2日目以降を6戦2勝、オール2連対にまとめて巧腕を示した。 今年は1月津、3月芦屋、4月多摩川と3Vも、今期(5月~)は6月三国(準V)と児島(4着)の2優出のみでA1勝負駆けに追い込まれていたが、30日終了時点の新勝率を6・29まで上げてA1キープに大きく前進。女子賞金ランクも8位に付け、蒲郡クイーンズクライマックス(12月28日~)の出場圏内もキープしている。 「(A1は)絶体絶命だったので、よかった。尼崎さまさまです。賞金もすごく僅差の争いなので一走、二走が大事になる。優勝戦は、まずは無事故で」 今期最終走となる優勝戦は2号艇。2013年に当地60周年を制した地で、持ち前の勝負強さとハンドルワークをを発揮して最高のスマイルをみせる。(西脇和哉)