キヤノン、新製品ラッシュ! 写真も動画も強い大口径単焦点レンズ、エントリーストロボ、デジタルシネマカメラ、シネマレンズ続々登場
エントリーユーザー向けストロボ「スピードライト EL-10」
エントリーユーザー向けの外部ストロボ「スピードライト EL-10」は2024年6月28日に発売予定です。価格はオープン価格ですが、キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は4万3450円です。 「スピードライト EL-10」は高い連続発光性能を持ち、発光の強さを示すガイドナンバーは最大約40で、約2.5秒のチャージ時間を実現しています。 照射角は24-105mmに対応し、バウンス撮影やハイスピードシンクロ機能も搭載しています。 また、「EOS R システム」との連携により、3つのカスタム発光モードに設定を登録でき、カメラの撮影モードに応じて自動で切り替わるため、快適な操作が可能となっています。 さらに、マルチアクセサリーシューを搭載する従来モデル「EL-1」「EL-5」の電源には専用バッテリーが採用されていましたが「スピードライト EL-10」では、単3形電池が採用されており、急用時などさまざまなシーンで柔軟な対応が可能となりました。
「EOS C400」デジタルシネマカメラの登場
次に、RFマウントを採用したデジタルシネマカメラ「EOS C400」が2024年9月上旬に発売されます。価格はオープン価格ですが、キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は137万円前後です。 同カメラは6Kフルサイズセンサーを搭載し、6K/60P RAW動画や4K/120Pのハイフレームレート記録が可能で、デュアルピクセルCMOS AF IIにより、高速・高精度なAF操作を提供し、多様な撮影スタイルに対応しています。 また、GENLOCK/SYNC/リターン端子やイーサネット端子など充実したインターフェースを備え、ライブ映像制作をサポート。キヤノン独自のビデオフォーマット「XF-HEVC S/XF-AVC S」を採用し、ワークフローの効率化を実現したとしています。
新「CINE-SERVOレンズ」シリーズの発売
最後に、EF/RFシネマレンズ「CINE-SERVOレンズ」シリーズの新製品として、「CN7×17 KAS T/R1」(RFマウント)と「CN7×17 KAS T/P1」(PLマウント)が2024年10月上旬に発売されます。価格はオープン価格ですが、キヤノンオンラインショップでの販売予定価格は385万円前後です。 これらのレンズは、従来製品「CN7x17 KAS S」(2014年8月発売)から4K・8Kカメラ対応の高い光学性能などの特長を継承しつつ、通信機能の拡充と新デジタルドライブユニット「e-Xs V」の搭載により運用性と機能性が向上しています。 撮影時のさまざまなレンズ情報をマウント経由でリアルタイムに外部出力が可能な本機は、Cooke社の「/i Technology」やZEISS社の「eXtended Data」など、バーチャルプロダクションに必要なレンズメタデータを出力可能。撮影および編集の効率化を図れると言います。17mmから120mmまでの高倍率7倍ズームをカバーし、4K・8Kカメラ対応の高解像度と自然なボケ表現を実現しています。
乗りものニュース編集部