史上初の“ママさんルーキー”、22歳の神谷和奏がツアーデビュー戦! 今週替えたばかりのNEWパターで奮闘
練習日にテストしたパターを即デビュー戦に投入
前半から、しびれる距離の微妙なパットを入れ続けた神谷だが、その要因には今週急遽変更した新しいパターの存在があるようだ。 「水曜の練習日までは、これまでのエースパターでラウンドしていたんですが、その日にテストしたパターが、第一印象から“いいかも”と思えて、長さを調整してもらったものをすぐ投入しました」と神谷が話すのは、ピンの「クッシン4」というモデル。「2023パター」というシリーズで、より感覚的に扱える形状だ。 「以前のマレット型は、少し右に逃がしてしまう事があったのですが、このモデルだとしっかりつかまえて打ち出せるようです。本人がこちらのほうがイメージが良さそうというので、急遽使用することになりました」(幸宏さん) コーチでもある幸宏さんからの、試合中のアドバイスは心強かったという。 「雨の影響もあってか、朝からドライバーが当たってなくて。距離も出ていなかったんですが、後半に入る前に、少しカチあげたスイングになっていると指摘されて、そこを意識すると後半は当たりが良くなってきました。もっと早く言って、と思いましたけど(笑)」 同伴プレーヤーの宮田成華、藤田かれんとは10ヤード以上おいていかれることが多く、ラウンド中は「これから、この飛距離面を詰めていかないといけないね」 と幸宏さんに指摘されたという。飛ばないタイプではないが、雨の影響が大きく、思うような飛距離が出なかったのは今後の課題だろう。 「デビュー戦初日は、いい雰囲気の中、楽しくできました。応援している人も多くて、とてもありがたかったです」 ショットが特徴なので、良いショットでバーディーを取るところを見ていただきたいという神谷のツアー挑戦は始まったばかりだ。 TEXT・写真/コヤマカズヒロ
コヤマカズヒロ
【関連記事】
- 昨シーズン、山下美夢有の5勝はここから始まった! 明日から富士フィルム・スタジオアリス女子が開催! 【JLPGAトーナメント観戦ガイド】
- 小祝さくらが語る、自身のマネジメントの進化。 「最初の頃はリーダーボードを見ませんでしたが、逆に今は見ながらプレーしています」
- 「イガイガで2回くらい泣きそうになった」ヒロインのコーチは男性ファンが多い!?【TVアニメスタート記念インタビュー⑦林家たい平】
- “キング・オブ・スウィング”伊澤利光の原点。甥である伊澤秀憲コーチにも受け継がれた「伊澤塾のDNA」とは?【秘伝! 伊澤塾のDNA #1】
- 【ステップ・アップ・ツアー開幕直前②】政田夢乃、與語優奈らツアールーキーたちに意気込みを聞いた!